文春文庫<br> 最後の薬師 - 災厄の村と九十九の書

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文春文庫
最後の薬師 - 災厄の村と九十九の書

  • 紺野天龍
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  • 文藝春秋(2025/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167924294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「この村の病は、何かがおかしいです」
「幽世の薬剤師」シリーズの著者が贈る最新作!

医療行為が突如禁じられた大国・蓬莱。
薬師の身分を隠し下女として働き続けてきた蓮珠は、道端で病人を助けた罪で捕まり、死罪を言い渡されてしまう。
陰陽師の青年・晴藍の力で何とか逃げ延びたものの、「謎の疫病」が蔓延する村の存在を知り--。
薬師の少女と陰陽師の青年による、中華風異世界を舞台にした医療ミステリー!


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

22
医療行為が突如禁じられた大国・蓬莱。薬師の身分を隠し下女として働き続けてきた蓮珠が、陰陽師の青年・晴藍と運命の出会いを果たす医療ファンタジー。薬師の集落・幽谷の唯一の生き残りで、道端で病人を助けた罪で捕まり、帝から死罪を言い渡されてしまう蓮珠。陰陽師の青年・晴藍の助けもあって何とか逃げ延びたものの、西方で「謎の疫病」が蔓延する村の存在を知り、危険でも助けに行ってしまうのが彼女らしかったですね。様々な出会いや秘密、過去の因縁も浮かび上がる中、疫病の真相を見事解き明かしてみせた2人のこれからの旅が楽しみです。2025/10/09

イシカミハサミ

11
「幽世の薬剤師」の紺野天龍さんが描く 新たな薬師の物語。 舞台は古代の中国を想起させる大国“蓬莱” 痩せぎすの薬師に 美しい尊顔の陰陽師の組み合わせは どこかから“ひとりごと”が聞こえてきそうな……。 ミステリー調で謎を追っていく過程は 十分に面白いのだけれど、 「医療が禁止されている」という設定は 一応の説明はなされるものの なかなかに呑み込みづらいものがある。 ただ“最後の”薬師になってしまった過程には謎が残っていて 巻が進んでいけばもっと背景が語られる場面もあるかも。 続きを楽しみにします。2025/11/04

ごま麦茶

6
医療行為が禁忌とされ、薬師を排斥した大国・蓬莱。薬師の集落の生き残りである蓮珠は、出自を隠し、下女として暮らしていたが、ある日、美しい陰陽師の青年・晴藍と出会う。中華ファンタジー、そしてミステリちっくで、医療もの。最初の方からワクワクが止まらない感じで読み進めていましたが、これはシリーズとして続きそうですね…!蓮珠や晴藍はじめ、魅力的な登場人物がたくさん出てきていて、今後も楽しみです…!2025/11/05

ICHI (atomic)

5
医療行為が突如禁じられた大国・蓬莱。 薬師の身分を隠し下女として働き続けてきた蓮珠は、病人を助けた罪で捕まり… 陰陽師✖️薬師で面白いのだけど、どっかで見たような色んな要素が詰め込まれてる🤔この巻で回収が出来てないから、次巻が確定? 若干、幽世っぽかったり、夏目ぽかったり…目新しさはないかもしれないって感じたのは自分だけなんだろうな〜2025/10/27

こっこ

3
中華風(和風?)医療ファンタジー×陰陽師と、自分の好きなファンタジー要素がふんだんに盛り込まれた世界観で、読まない訳が無い。まだまだ旅は続く。続きが楽しみ。2025/10/13

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