出版社内容情報
【目次】
内容説明
奇想天外な手を使っても亡き恋人に会おうと試みる「あたし」。冴えない窓際公務員が選んだ図書館の本から飛び出す口の悪い妖精。SNSの炎上操作が辿る恐怖の成り行き。石垣に囲まれた住宅街の農地を頑固に守る老人。日本文藝家協会が独自に選んだ、2024年のオリジナル傑作短篇集、全9篇。今年も本当に面白い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へい
6
2024年の傑作短編集ということで、作風が時代を反映しているのかなと思う。ホラーやサスペンスの作品が多いというのは2024年を反映しているのかな。個人的には佐々木、坪田、窪作品が良かった。一冊を読み終えたところで、今までタブーとされていた(明言されていないからこそ質の悪いやつ)ものが、書くことができるようになったというのは良い事だと思うし、時代が変わりつつあるんだなと思える。独白調の文章がいくつかあったのはこの語り口は今の流行なのかなと思うのだが、この様式ははまらないと読むのがすこぶる遅くなるなと思う。2025/09/29
ぶんぶん
2
アンソロジー9作品。半分程度は知らない作家さんでした。 斜線堂有紀さん目当てで読んだのですが「カタリナの美しき車輪」…これは怖いですね。 宮下奈都さんの「鳶の娘」と坪田侑也さんの「放送部には滅ぼせない」は好みでした。 2025/10/19
マヌヌ2号
2
「放送部には滅ぼせない」と「花泥棒」が白眉やねぇ。各短篇の感想はこちら→( https://x.com/qtcbf420/status/1964658525730435562?t=wDkTtfpF5bFmVTExOzdFgQ&s=19 )に2025/09/14
konpeyy
0
プリキュアと表題作が好み。 最初の「土」は文章のリズムが生理的に無理だった2025/10/15