出版社内容情報
「何度、泣いたことか。何度、笑ったことか。
生活に疲れた時、ふと気づくとこの本を手に取っている」──島内景二
豪雨で川止めとなった巨勢川の土手に呆然と佇む若侍。
藩で一番の臆病者・伊東七十郎が命じられたのは家老の暗殺。
雨が止み、川明けになれば、勝ち目のない決闘に挑む運命にある七十郎は、
怪しげな宿で、いわくありげな同宿者たちに出会う。
個性の強すぎる面々に戸惑いながらも、やがてそれはかけがえのない日々となるのだった──。
「おじいちゃんがよく言うのです。
日が落ちてあたりが暗くなっても、川面だけが白く輝いているのを見ると、元気になれる。
なんにもいいことがなくっても、ひとの心には光が残っていると思えるからって」(本文より)
人の心を震わせる名手による珠玉の一冊。
【目次】
内容説明
豪雨で川止めとなった巨勢川の土手に呆然と佇む若侍。藩で一番の臆病者・伊東七十郎が命じられたのは家老の暗殺。川明けになれば勝ち目のない決闘に挑む運命にある七十郎は怪しげな宿でいわくありげな同宿者たちに出会う。個性の強すぎる面々に戸惑いながらもやがてそれはかけがえのない日々となるのだった。
著者等紹介
葉室麟[ハムロリン]
1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月23日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 教養としての「日本人論」