出版社内容情報
『頼むよ、紅鈴。俺を、鬼にしてくれよ。』
裏切り、貧困…絶望の中にあっても前を向き生きる少年。
江戸の闇に生きる美しき謎の女。
偶然の出会いが、永遠の絆となる──。
最強のヒロイン×バイオレンス・アクション×純愛
「妖シリーズ」エピソード・ゼロ
どこまでも美しく、凶暴なまでに一途なダークヒロイン、ふたたび
【目次】
内容説明
人の血を啜り、江戸の闇夜に潜む絶世の美女・紅鈴は、裏切りと貧困にもがく少年・欣治を偶然救い出す。絶望の中でも懸命に生きる欣治の姿に、孤独な紅鈴は心打たれ、二人は共に鬼として生きる道を選ぶ。一方、紅鈴の力を狙う謎の一族が忍び寄り…。永遠の時を生きる者を描く「妖」シリーズエピソード・ゼロ。
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
14
「紅鈴」と「欣治」の出会いは微笑ましいものではなかった。紅鈴の気まぐれといっていい行いが助けにはなったが、まだこの時は悲劇を伴うとは思いもしなかった。呼び名は違うが、闇神を追う者達。どれほどの達人でも闇神には生身の人間が太刀打ち出来る筈がない。さらに紅鈴の初めての血分けがギリギリのところだった。欣治も良い男だが、「吉平」もまた良い男だった。紅鈴の男を見る目は確かである。しかし、この先の別れを思い返すと残念でならない。2025/08/21
俊
7
🌟🌟🌟🌟🌟 待望の文庫化 エロスとハードボイルドのベストマッチ 勝手に最終作と思い込んでいたが解説には続編もある様な事が🤩2025/07/09
もりりんの母
3
前昨と前前作 いつ読んだのか忘れてしまった。エピソード0 永い時代を共に過ごすことになった闇神の紅鈴と欣治の二人のはじまりの話2025/08/05
Masayuki Sugimoto
2
妖シリーズのエピソード0作品。紅鈴と欣治の出会いとか。面白かった。2025/08/14
松本悟
0
面白かった。他のシリーズも読みたい。2025/07/18