文春文庫<br> 夜に星を放つ

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文春文庫
夜に星を放つ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167923280
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

コロナ禍のさなか、閉塞感と、婚活アプリで出会った恋人との
進展しない関係に悩む綾。月に一度、綾の早世した双子の妹の恋人だった
村瀬と話すことで気持ちを保っている。
重い喪失感を共有する二人が、夜空を見上げた先には-―(真夜中のアボカド)

どうしようもないことに対面した時、
人は呆然と夜空を見上げる。
いつか再び、誰かと心を通わせることができる
だろうか――

5つの優しい物語が光を紡ぐ 第167回直木賞受賞作。

<目次>
真夜中のアボカド
銀紙色のアンタレス
真珠星スピカ
湿りの海
星の随に

解説 カツセマサヒコ


ずっと寂しい。簡単には希望が見えない。それなのに心地よい。濃い影から強く光を感じるような、不思議な読み心地がいつまでも続く。--カツセマサヒコ(解説より)

内容説明

コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係に悩む綾。早世した双子の妹の彼氏・村瀬と月に一度話す度、この先も生きていける気がしていた(「真夜中のアボカド」)。どうしようもないことに対面した時、人は呆然と夜空を見上げる。誰かを大事にする心が、切れた絆を繋ぐ―直木賞受賞作。

著者等紹介

窪美澄[クボミスミ]
1965年、東京生まれ。フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で、第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞。同作は本屋大賞第2位、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位となる。12年『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞、19年『トリニティ』で第36回織田作之助賞、22年『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

83
生きることはどうしてこんなに悲しいのでしょう。5つの物語を読みながら、わたしもその悲しさに取り込まれていくようでした。中心となる人物だけでなく、周りにいる人々も同じように切なさをかかえて生きていて、それでもみな、なげやりになったり誰かを恨んだりすることなく、やがて光が照らしてくれることを願いながら明日へと向かいます。離婚で家族を失った父親、いじめられている娘を心配して死んでもそばにいる母親、施設に入ることになった佐喜子さん。3人のやりきれない思いもいつかやさしい光になるのでしょうか。2025/04/09

piro

43
星を絡めた5作から成る短編集。それぞれ独立した短編ですが、どの話も別れの悲しみや寂しさを超えて行こうとする人達を描いています。みんな必死に生きている。でもひとりでは生きられない。誰かと繋がりたいし、誰かに認めてもらいたい。そんな想いが滲む一冊でした。心がちょっと疲れてしまった時、この作品はきっと静かに寄り添ってくれる。そして読後はきっと大切な人に優しくなれる。そんな作品でした。『星の隨に』の想くん、とてもいい子だな。きっと思いやり深い、誰にでも優しい素敵な大人になれると思います。2025/03/21

カブ

38
窪美澄氏の直木賞受賞作。ずっと読みたかった作品が文庫になったのでやっと手に取ることができた。5編の星と星座に纏わる短編集。どの話もどことなく寂しさが漂う。人はみんな寂しさと孤独を抱えて生きている。そして夜空を見上げる。「真珠星スピカ」が好き。2025/02/20

こばまり

36
血縁であろうがなかろうが、人と人との繋がりは儚くてだからこそ尊いとしみじみ。いつの間にか、女性作家による一人称が僕(少年)の小説が少し苦手になってしまったかもしれない。どうしよう。2025/05/08

あゆみらい

23
購入本。最初の短編「真夜中のアボカド」がよかった。 どの作品もコロナ禍の不安なメンタルを繊細に文章化している。あの3年本当になんだったんだろう。今思い出してももやもやします。あの時期に人生の転換期(学生とか新入社員とか飲食関係)だった人はかなり人生に影響を受けるわけで、今こういう話をその時のおさらいとして読みたくなります。それがなくても、人生いろいろありますけどね。2025/02/14

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