出版社内容情報
満月珈琲店の三毛猫マスターと星遣いの猫たちが今宵現れたのは横浜。悩み多き新入社員の藤森光莉にマスターは「満月のランタンパフェ」を差し出して――。
極上のスイーツと占星術が迷える人の心を包み込む大人気シリーズの第6弾。
「地」から「風」へとエレメントが変わった世界で自分らしく輝くためのヒント満載。桜田千尋の眼福のカラーイラスト付きでお届けします。
内容説明
満月珈琲店の三毛猫マスターと星遣いの猫たちが今宵現れたのは横浜。悩み多き新入社員の光莉にマスターは「満月のランタンパフェ」を手渡し―極上のスイーツと占星術が迷える人の心を包み込む大人気小説第6弾。「地」から「風」へとエレメントが変わった世界で自分らしく輝くためのヒント満載、眼福のカラーイラスト付き。
著者等紹介
望月麻衣[モチズキマイ]
北海道出身。2013年、エブリスタ主催の電子書籍大賞を受賞しデビュー。16年、『京都寺町三条のホームズ』で第4回京都本大賞を受賞
桜田千尋[サクラダチヒロ]
1987年生まれ。兵庫県三田市出身。イラストレーター。webで発表した「満月珈琲店」のイラストが話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
213
完結ではないけど、一区切りみたい。毎度のことですが占星術はよくわかってない。今作は相関図があるけど、なんじゃこりゃ~。複雑すぎるではないか。全てが繫がってることだけは理解した。そう、それはディステニーなのさ。満月のランタンパフェ、いいじゃないか。深海のアイスコーヒーを飲みながら読書したい。満月珈琲店のメンバーが、いつもと違い神出鬼没に登場。もっとトレーラーとセットで登場してほしかったな。地から風がどーのこーの、木星があーだこーだ、土星がうんぬんかんぬん、よくわからないが、最後はウルッときた。2024/12/12
里愛乍
86
シリーズ6作目となる本書で、ひとまずは締めくくりとのことで巻頭を飾るこれまでの人物相関図の壮大なこと!京都から始まり九州から北海道と、まさに全国に現れる満月珈琲店。可愛い猫たちとスイーツと珈琲、そして星詠み。好きなものてんこ盛りで毎年新刊を楽しみにしてましたが…最終回というわけではないとのこと、また気まぐれに会えるかもしれません。そして本年度は自分にとって土星回帰に当たるのかな、身に余る大役が。一年後、心から笑っていられますように!2025/02/17
ひさか
68
2024年12月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。人物相関図が楽しい。締め括りにふさわしい展開と終わり方で、うまくできているな〜と感心してしまいました。奇跡のようです。2025/02/01
Karl Heintz Schneider
65
今回、満月珈琲店が登場するのは横浜。表紙絵の横浜ベイブリッジと赤レンガ倉庫は舞台装置としてはうってつけだ。本文では3人の編集者が語り部となる。たくさんの素敵な言葉に出遭えたけれど、なかでも第三話がとても良かった。「シンデレラにとって運命の人は王子様じゃなくて魔法使いのおばあさん。みすぼらしかったシンデレラを輝かせてくれたからこそ彼女は舞踏会に行けた。」美しくなったからこそ王子さまは彼女を見初めた。もしみすぼらしいままだったら、どうだっただろう。そしてこのシリーズと言えばスイーツ、満月のランタンパフェとか。2025/02/07
mayu
55
満月珈琲店⑥。地の時代から風の時代へ、世の中が変わっていく時期。何が起こるのか少し怖い気もするけど、明るい方へ変わっていけたらいいと思う。終わりではないが一段落。横浜の街を舞台にカノンの美しい調べにのせて。それぞれの悩みを乗り越えて、それぞれの方法で前へと歩き出す。自分を蔑ろにせずに。理性で本能を抑えつけてばかりだと、世の中がくすんで見えて不公平感が募るだけ。自分の本当の願いを知って、頑張りを認めてあげられる自分でありたい。満月珈琲店のドリンクやスイーツにはやはり惹かれる。満月のランタンパフェ美味しそう。2024/12/13