内容説明
婿養子となったことで異例の出世を果たした永沢茂兵衛は、同輩からの妬みと上役からの厳しい叱責に悩んでいた。馴染みの茶屋で永沢と知り合った桜木清兵衛は、苦境を打ち明けるその様子に危うさを感じる。清兵衛が密かに永沢の動向を探ると、永沢はある屋敷へと向かい…。元風烈廻りの与力が活躍する人気シリーズ第11弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て94年作家デビュー。2020年に日本歴史時代作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさか
16
2024年10月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ11作目。窮鼠、神隠し、死神、髪結いの女、の4つの連作短編。いつものように清兵衛のお節介というか、面倒見の良さが面白い。あまり深入りせずに問題だけを取り除く姿勢か良い。それがパターンといえなくもない。2024/10/31
ごへいもち
8
今回はなんだかイマイチ2025/03/27
犀門
3
No.082★★★★☆読み終わって10日も経ってしまうと、解説を読み直しても「ある屋敷へと向かい…」とあるが、はて、その屋敷で何が起きたんだっけ?となってしまう。その位に感想が薄い😅。2024/12/11
goodchoice
1
いつもながらの清兵衛の見事なヨミと解決は、小さな出来事でも発揮され、気持ちがスッとする。2024/11/11