内容説明
浅草御厩河岸で浪人が刺殺体で発見された。直後、事件の下手人の名を報じた絵草紙が出回り江戸中は騒然。名指しされた旗本の大原喬之進は大いに困惑する。絵草紙の原稿を持ち込んだのは何者で、その目的とは何なのか。久蔵らが事件を追うと、殺された浪人、大原双方の陰に謎の女の存在が浮上してきて…。シリーズ第二十弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以後、刑事ドラマ、時代劇を中心に、監督、脚本家として多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
114
シリーズ第20弾!黄門様や暴れん坊将軍、大岡越前のTVドラマのように安心して、脳内でそれぞれのキャラが活き活きと動き回っています(笑)安定の4話。いつの世も外道ばっかりで・・笹船の勇次の活躍する話も良かったし、ラストの呉服屋のバカ娘にはあんぐり。絵草紙を利用した話に、義理と情けの渡世人も良かった。2024/09/20
やま
53
南町奉行所吟味方与力の秋山久蔵は、普段は温和な人物であるが、悪党に対しては情け無用の冷酷さを秘めている。その秋山久蔵から手札をもらっている岡っ引きの柳橋の幸吉の一家の活躍の物語です。この物語は、字が大きくて、読みやすく。物語も長く読んでいるので、秋山久蔵などの登場人物が、近くにいるような気がします。シリーズ20作目。2024.09発行。字の大きさは…大。2024.12.26~28読了。★★★☆☆ 図書館から借りてくる2024.12.10。絵草紙、渡世人、鬼勇次、密告者、の短編4話。2024/12/28
goodchoice
1
秋山一家健在なり。このシリーズを読むとスカッとする。2024/10/13