内容説明
卵を一個、二個、三個…ほろ酔いが生む愉しみ。千倉の海で仕入れた旬のサザエで作る、憧れのカレー。冬のスタートはいつも、柿の白和え。今はなき味、懐かしい人、私たちの暮らしと味をジワジワ変える影も見つめながら「おいしい」を深く追う人気エッセイ。藤原辰史(京都大学准教授)との対話「戦争から『食』を考える」収録。
目次
1 トーストの秘策(トーストの秘策;しっとり ほか)
2 酔いどれ卵とワイン(ピーマン、でた!;うちなーんちゅに学ぶ ほか)
3 真冬の白和え(あてのない湯;残念な金木犀 ほか)
4 ウクライナの手袋(鎌倉の白昼夢;ひと粒の値段 ほか)
対話 戦争から『食』を考える(藤原辰史×平松洋子)
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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K1
15
忘れた財布を取りに帰ってるんですよね?ーあぁ、それなのに、買い物かご片手にいちじく→春菊→えのき茸→ごぼう→こんにゃく→油揚げ→豚肉→精算・・・って。一文無しの身には、棚に戻す選択しかなく(悲しきUターン)。あくなき食への想いが詰まっています(笑)。2024/04/01
shiho
2
エッセイって深く考える気力がない時に読む本に最適。 食べ物や物について書かれていた。 戦争と食についても対談で記載されていて戦争を経て食が変わるというのはなかなか興味深かった。 ★★☆2024/04/08
リン坊
2
エッセイ本を購入したのは今回が初めてな気がします。新社会人としての生活が始まって4日目が終わりました。今までとは全く環境が違うので日常生活を疎かにしてしまいそうですが、この本のおかげで毎日自炊が出来ました。丁寧な暮らしを目指したいです。2024/04/04
macky
2
☆☆☆☆2024/03/23
niz001
2
また美味そうだよ。自分もちくわぶ意味わからん・どうしてもたべたいならちくわか麩かすいとん(味が染みるってんあらドーナツ状にして煮ろ)派。屠蘇散、久しぶりに聞いた。2024/03/09