内容説明
多くの文化人たちとの恋愛、結婚、別れを経て、時にその経験を赤裸々に物語へと昇華させた宇野千代。一方で、小説の執筆を続けながらも夫のアラスカ駐在に同行し、帰国後も生涯一人の夫と添い遂げた大庭みな子。対照的な生き方をした二人の作家が綴る、女性としての生き方、家族、創作のこと。
目次
宇野千代1 生い立ち
宇野千代2 敬し、愛した男たち
宇野千代3 小説を書くということ
宇野千代4 私の人生論
大庭みな子1 結婚は解放だった
大庭みな子2 生命を育てる
大庭みな子3 文学・芸術・創作
大庭みな子4 作家の肖像
大庭みな子5 少女時代の回想
著者等紹介
宇野千代[ウノチヨ]
1897(明治30)年、山口県生まれ。1936年に日本初のファッション雑誌『スタイル』を創刊。57年に『おはん』で野間文芸賞を受賞。83年、86歳で出版した『生きて行く私』はベストセラーとなった。96年、逝去。『色ざんげ』『薄墨の桜』など著書多数
大庭みな子[オオバミナコ]
1930(昭和5)年、東京都生まれ。68年『三匹の蟹』で芥川賞を受賞し、本格的に作家生活へ。87年には河野多恵子とともに芥川賞初の女性選考委員に就任。2007年、逝去
小池真理子[コイケマリコ]
1952(昭和27)年、東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年、「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。96年『恋』で第114回直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人魚姫
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黎明 曉