内容説明
頭に浮かんだら最後、食べずにいられない「矢も楯もランク第一位」はラーメン。いつも忘れがちなのに(野菜をとらにゃいけんよ)と優しいタンメン。鍋焼きうどんを美味しく頂くにはまず風邪を引こう。ソーメンをストローで吸ったら?人気食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ計43巻1514篇から選んだ麺、麺、ぜんぶ麺の傑作選。
目次
ラーメン賛歌
隠せないタンメン愛
冷やし中華を科学する
麺と日本人
ソーメン七変化
鍋焼きうどんに至る病
そば・うどんの王道をゆく
大盛り!解説編
著者等紹介
東海林さだお[ショウジサダオ]
本名庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。45年第16回文藝春秋漫画賞、平成7年第11回講談社エッセイ賞受賞。9年漫画とエッセイ両分野の活躍により第45回菊池寛賞受賞。12年紫綬褒章受章。13年第30回日本漫画家協会賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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uchiyama
4
絵の、伸びやかなようでいて細心な線の魅力を愉しみたいので、文庫より新書で読みたい東海林さだおの本ですが、この文庫の主題の括り方には、麺だけでよくもまあこんなに!と改めて感心してしまいました。(面白さは本編にかなわないにしても、解説もてんこ盛り状態で。)ペーソスに転びそうで転びきらない絶妙な節度を保つその語りのうちから、「人間は哀れである」の一文を、前後のユーモアから切り取ってなんだかエラソーな表題にしちゃった感のある、エッセイスト選の文庫より、シンプルに主題でまとめたこっちの方が好きだな、と思います。2024/11/02
きゅー
4
計43巻の「丸かじり」シリーズから麺に関するエッセイを抜粋した一冊。本当に麺が(特にラーメンが)好きなんだろうと感心させられた。しょうもない内容なんだけど、こうして麺だけに特化して抜粋するとこだわりが見えてきて面白い。あるときはスープ作りにはまり、あるときはチャーシューづくりにハマる姿と、本書に流れる緩い雰囲気とのギャップがまた良い。2024/08/07
pochi_kuma
2
間違いなく、かつて読んでいるのにまだまだ楽しめる。最期まで付き合います。2024/03/29
Everything is good
1
★★★★★2024/07/21