出版社内容情報
「御宿かわせみ」連載開始の翌年、平岩さんが講演で語った
代々木八幡宮の一人娘としての自分、恩師の言葉、作家としての原点。
人の心の尊さ、日本人の優しさをが語られた感動の名文「日本のこころ」
と、
90歳を迎えた平岩さんが来し方を振り返り、軽妙な筆で綴る22のエピソード「嘘かまことか」。
結婚、直木賞、書生さんやお手伝いさんのこと、コロナ下のこと。単行本未収録の最晩年エッセイ4本を追加した珠玉の一冊。
内容説明
「平凡であることが君の武器だ」―日本人の心を震わせ続けた作家の原点となった珠玉の言葉たち(「日本のこころ」)。90歳を前に、結婚、直木賞、コロナ下の日々、大切な思い出をつづった軽妙な人生エッセイ(「嘘かまことか」)。「老いては子に従え」他、単行本未収録の最晩年エッセイ4本も追加、平凡の尊さが沁みる感動の一冊。
目次
日本のこころ(感動講演)
嘘かまことか(幸福エッセイ)(嘘かまことか;夫婦は二世というけれど;神様が書かれたシナリオ;マイカー三昧;「とみ」の思い出 ほか)
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年、代々木八幡宮の一人娘として生まれる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。19年「西遊記」で毎日芸術賞受賞。28年、文化勲章受章。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い。令和5年6月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。