文春文庫<br> 海の魚鱗宮(わだつみのいろこのみや)―自選作品集

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文春文庫
海の魚鱗宮(わだつみのいろこのみや)―自選作品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167921194
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

山岸凉子が「犯罪」を描く。

あの子はあまりに可愛い子だった──
記憶の底に埋められた恐ろしい記憶が蘇る。

一人娘に男の子のような恰好ばかりさせていた寿子。郷里の海辺の町に戻ったことをきっかけに、幼い頃から封印してきた真実が浮かび上がる。(「海の魚鱗宮」)

実姉の敦子を刺殺した絹子。 誰よりも妹思いで、しっかり者だと評判だった姉。複数の関係者の証言によって姉妹の真実の関係が少しずつ浮き彫りになっていく。(「瑠璃の爪」)

都会の大企業での仕事に疲れた敏子は、寂れた漁村のお屋敷に家政婦として住み込む。深草家には、茶華道の先生をしており、物腰も落ちついた美しい夫人がいた。しかしその屋敷には……。(「鬼来迎」)

実在のサイコキラー、メアリー・ベルをモデルにした作品。21歳のメイは、連日見るおかしな夢に悩まされていた。(「悪夢」)

幼少期に妹を殺された主人公。周囲で、再び似たような連続幼女誘拐殺人事件が起こり始める。犯人は捕まった筈なのに……。パイド・パイパー(ハルメンの笛吹)のように幼い子供が思わずついて行ってしまう犯人とは。(「パイド・パイパー」) 

世には無数の恐怖譚があるけれど、最も救いなく人を恐怖させるのは、「自分自身が自分を恐怖させる当のものである」という物語ではないかと思う。
山岸先生のマンガはまさにそのような恐怖譚である。   ──内田樹(解説より)

実録犯罪的な作品を中心にした、漫画界のレジェンド・山岸凉子の、ホラーの香り漂う自選作品集。 

内容説明

一人娘に男の子のような恰好ばかりさせていた寿子。郷里の海辺の町に戻ったことをきっかけに、幼い頃から封印してきた真実が浮かび上がる「海の魚鱗宮」。表題作をはじめ、実在のサイコ・キラーをモデルにした「悪夢」、妹思いと評判の姉を刺殺した事件の深層に迫る「瑠璃の爪」などホラーの香り漂う自選作品集。

著者等紹介

山岸凉子[ヤマギシリョウコ]
9月24日、北海道札幌市生まれ。1969年「レフトアンドライト」でデビュー。後に「花の24年組」と言われる漫画家のひとりとなる。1983年「日出処の天子」で第7回講談社漫画賞、2007年「テレプシコーラ/舞姫」で第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。幅広い作風であらゆる世代から絶大な人気を誇る少女漫画界のレジェンド(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

32
全て読んだことのない作品ばかりでした。子どもが犠牲になる事件ほど嫌なことはないから最後で無事に見つかって良かった。2023/10/31

阿部義彦

24
新刊です、全5編収録。最初と最後は幼児誘拐〇害犯が出てきてゾッとしますがどちらも今回連れ去られた子供は無事でホットしますが、J問題で揺れている今こそ幼児加虐は許される事ではないし、国連が出てきたのに何故警察が動かないのか、不思議?警察で白波瀬を尋問すべきなのに。話が逸れました。第二話は『天人唐草』のバリエーション、第四話はドグラ・マグラ顔負け、そして第三話こそ、一番怖かったです、ぼんやりとディテールが仄めかされてはいるけど具体的に何があってどうされていたのかは藪の中、全員死んでるから!再読したくない。2023/10/16

しましまこ

19
持ってるのに文庫出されたら買ってしまう。ホラーではなく恐ろしいサスペンス。2023/11/06

あゆみらい

15
好きな山岸凉子さんの自選作品集。二作品は既読。幼少期のトラウマ、性加害事件がベースになる作品が多かった。隣のおじさんが犯人、は怖い。絵の線が細くてすきです。2023/10/14

Tatsuo Ohtaka

9
人の業が生む恐怖を描かせたら天下一品のお凉さまだけに、どれも怖い5篇が収められている。一番怖かったのは「悪夢」。主人公の至った状況が最後に明かされる、その衝撃に慄然とする。2023/10/11

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