可視化される差別―統計分析が解明する移民・エスニックマイノリティに対する差別と排外主義

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可視化される差別―統計分析が解明する移民・エスニックマイノリティに対する差別と排外主義

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787724182
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C1036

出版社内容情報

「私たちは差別の何を知っているだろうか? 不可視の差別を可視化する、厳密かつ包括的な差別研究の最前線――岸 政彦」

人種差別、性差別、障害者差別、性的指向差別……。
私たちの周りでよく見聞きされる「差別」という言葉。しかし、差別ほどその存在を捉えにくいものはありません。日本の差別調査の多くは、差別される当事者に対して行われるため、その人が差別だと感じたことが、実は差別でないということがありえます。一方、差別をしている側も、何が差別で何が差別でないかが明確でないまま、差別を行っていることが多いのが実態です。「自分は外国人に対して否定的な感情を抱いていないから、差別をしていない」という説明をよく聞きますし、実際、そう考える日本人は多いはずです。しかしこの考え方は、半分は正解ですが、半分は間違っています。
外国人に対して否定的な感情をもっていなくても、知らず知らずのうちに差別をしているかもしれないのです。
差別は見ることはできないし、差別の経験談でさえ差別を十分に反映しているとは言い難いのが現状です。だから差別は一筋縄では捉えることができないのです。
では、何が原因で差別は引き起こされるのでしょうか。
本書は差別の実証研究を扱った入門書です。差別を「可視化」し、その実態を明らかにするための研究をもとに、差別の正体と、その原因、そして差別が当事者に何をもたらすのかを明らかにしていきます。

内容説明

差別とは何か?どのように捉えればいいのか?人種差別、性差別、障害者差別、性的指向差別…。私たちの周りでよく見聞きされる「差別」という言葉。しかし、差別ほどその存在を捉えにくいものはない。差別の調査は、多くの場合、差別される当事者に対して行われるため、その人が差別だと感じたことが、実は差別でなかったりするからである。それでは、何が原因で差別は引き起こされるのか。差別を「可視化」し、その実態を明らかにするための研究をもとに、差別の正体と、その原因、そして差別が当事者に何をもたらすのかを明らかにする。

目次

序章
第1部 差別とは何か(差別の理論と検証;どんな場面で差別が起こるか;差別が人々に与える影響)
第2部 排外主義の要因(排外主義とその研究史;排外主義の要因)
第3部 差別と排外主義は減らせるか(差別や排外主義を減らすために)
終章

著者等紹介

五十嵐彰[イガラシアキラ]
大阪大学人間科学研究科准教授。1988年北海道生まれ。東北大学文学研究科行動科学専修博士課程修了。博士(文学)。立教大学社会情報教育研究センター助教などを経て、2021年より大阪大学人間科学研究科講師、23年より同准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たろーたん

2
どんな場面で差別が起こるか」が面白かった。採用・職場・解雇・昇進における差別は分かりやすいけど、例えば公的機関である警察による差別(職質など人種によって扱いが変わる)とか裁判における差別(人種によって刑期の長さが変わる)とかはあまり意識してなかった。日常においても、クラブのガードマンが入店拒否してくる率が高いとか、援助行動における差別(ドイツで、伝統的な性別の価値観とそうでない価値観の場合、後者の方がレモンを落とした時に拾ってくれる確率が高い)は興味深かった。(続)2025/05/03

0
★5/5 人種や民族差別の実態やその背景にある排外主義について、過去の膨大な研究を丹念にまとめている。一般的にしてはいけないものであり、かつどうしても主観的な感覚に依拠してまう差別をどう可視化し測定するか、研究者のデザインセンスには驚かれるものがある。こと日本人においては、人種等で差別されることが少ないため、自分事とは思っていないかもしれないが、日々の情報収集の積み重ねで排外的な思想が潜在化されている可能性は大いにあることも認識。日本は多文化主義に関しては世界に大きく遅れを取っているようで、改善を望む。2025/05/18

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