内容説明
専門学校を卒業後、就活に失敗した蓬創介は求人サイトで見つけた企業の面接を受けたが、そこを運営していたのは極悪非道の半グレ集団だった。個人情報を握られて逃げるに逃げられず、歌舞伎町のバーで働いていると、頬に傷持つあの男があらわれて…。シリーズ最悪の敵に、柳刃たちの怒りが炸裂する文庫書き下ろし第9弾!
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。2008年『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
83
このシリーズ、いつもおもしろくて、泣ける、、なんというか、弱い立場の若者にとても優しいんだよね。2023/11/28
紫 綺
53
シリーズ第9弾。今回は極悪非道の半グレ集団が相手。何時もにも増してハラハラドキドキ、最高の展開!もちろん、出てくる料理も酒も絶品。冷食のちょい足しレシピは為になる。2023/12/18
カブ
39
シリーズ第9弾。大好きです。今回は歌舞伎町の半グレ集団が相手。ハラハラドキドキな場面も楽しめます。冷凍食品にちょっと手をかけた美味しそうなご飯もいつも通り。次も楽しみ!2023/12/21
10$の恋
38
またまた腹が鳴る(笑)。このシリーズは安心して楽しめるから大好き♡今回の舞台は歌舞伎町だ。目的なくたむろする若者の街…、風俗、呑み屋、そういう環境で跋扈するのが「半グレ」。侠道や義理人情のカケラもない悪。その中でも極悪なグループにカモとして目をつけられた男女三人。さて…。柳刃と火野の内偵捜査が始まった。男女三人が真面目に勤めるバーを拠点とし、賄いで料理の腕を振るう。これがまた絶品!私でも作れそうな簡単レシピ料理の数々。ラストは見事に半グレを壊滅させて三人には希望を与えて去って行く。やめられないシリーズ♪2023/10/31
まるぷー
23
新宿歌舞伎町の蜂矢が営むクラブ「ニュー来夢」で働く訳ありの凛花と創介と鱈夫の二十歳の三人。そこに夜な夜な現れて料理を作る強面の柳刃と火野。ひと手間かけて絶品になる冷凍食品やコンビニグルメ。次第に魅了され打ち解けていく。「料理とは空腹だけでなく心を満たす」「歌舞伎町に集まる若い奴は自分の居場所を探している」「自分の意思で変えられないことを悩むのは時間の無駄」柳刃と火野は4人を諭し、半グレやヤクザから救う。潜入捜査官である身分明かし裏の世界を一掃する場面は水戸黄門的でスカッとする。二十歳の三人に幸あれだ。2023/12/28