内容説明
専門学校を卒業後、就活に失敗した蓬創介は求人サイトで見つけた企業の面接を受けたが、そこを運営していたのは極悪非道の半グレ集団だった。個人情報を握られて逃げるに逃げられず、歌舞伎町のバーで働いていると、頬に傷持つあの男があらわれて…。シリーズ最悪の敵に、柳刃たちの怒りが炸裂する文庫書き下ろし第9弾!
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年、福岡県生まれ。2008年『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツン
87
このシリーズ、いつもおもしろくて、泣ける、、なんというか、弱い立場の若者にとても優しいんだよね。2023/11/28
紫 綺
59
シリーズ第9弾。今回は極悪非道の半グレ集団が相手。何時もにも増してハラハラドキドキ、最高の展開!もちろん、出てくる料理も酒も絶品。冷食のちょい足しレシピは為になる。2023/12/18
Kazuko Ohta
46
同じ著者の本は続けて読まないようにしていますが、知らぬ間に2冊出ていることに気づいてしまったら居ても立っても居られず。間を空けて読むと誰だったか思い出せない登場人物もすぐにわかるから、続けて読むのはアリですね。振り返れば、第1作を読んだときはそれほどは柳刃に魅力を感じていなかったような。今はもうゾッコン。なぜだか当初から柳刃の声は私の頭の中でジェイソン・ステイサム。彼が日本語を話しているところなど聞いたことがないのに変だな(笑)。内容はいつもと同じと言えば同じ。でも好きだ。見返りを求めない人間でありたい。2024/05/31
カブ
43
シリーズ第9弾。大好きです。今回は歌舞伎町の半グレ集団が相手。ハラハラドキドキな場面も楽しめます。冷凍食品にちょっと手をかけた美味しそうなご飯もいつも通り。次も楽しみ!2023/12/21
10$の恋
41
またまた腹が鳴る(笑)。このシリーズは安心して楽しめるから大好き♡今回の舞台は歌舞伎町だ。目的なくたむろする若者の街…、風俗、呑み屋、そういう環境で跋扈するのが「半グレ」。侠道や義理人情のカケラもない悪。その中でも極悪なグループにカモとして目をつけられた男女三人。さて…。柳刃と火野の内偵捜査が始まった。男女三人が真面目に勤めるバーを拠点とし、賄いで料理の腕を振るう。これがまた絶品!私でも作れそうな簡単レシピ料理の数々。ラストは見事に半グレを壊滅させて三人には希望を与えて去って行く。やめられないシリーズ♪2023/10/31