文春文庫<br> わが殿〈下〉

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文春文庫
わが殿〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167919825
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昨日までの当たり前は、いつの間にか去っていたのだ。

新銅山の発掘、面扶持の断行、藩校の開設、類を見ない大型船の造船……。
七郎右衛門は、幾度も窮地に陥りながらも、利忠の期待に応え続ける。
だが、家柄もなく、殿の信頼を一身に集め、旧態依然とした大野藩の改革を続ける七郎右衛門には、見えざる敵の悪意が向けられていた。
そんな中、黒船の襲来により、日本中に激震が走る。
時代は移り変わろうとしていた――。

幕末最強バディ小説の誕生。新時代を生き抜くヒントがここにある!

文庫解説・細谷正充(文芸評論家)

内容説明

新銅山の開掘、面扶持の断行、藩校の開設、大型船の造船…七郎右衛門は幾度も窮地に陥りながら、“わが殿”利忠の期待に応え続ける。だが、家柄もないのに殿の信頼を集める七郎右衛門に、悪意が向けられ―。そんななか黒船が襲来、日本に激震が走る!新時代を生き抜く知恵に満ちた、幕末最強バディ小説。

著者等紹介

畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。「しゃばけ」シリーズは大ベストセラーになり、16年には第1回吉川英治文庫賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Y.yamabuki

23
七郎右衛門初の江戸行きに同道した官左衛門に「意外なことに、…肝の座った無鉄砲さを持っておる」と言わしめたように徐々に本領を発揮。心優しく、時には迷い、弱気にもなるが、守るべきものは守る、いざという時の覚悟が出来ている芯の強さも持つ七郎右衛門をはらはらしながらも応援したくなった。柔軟な思考が、藩の危機を幾度も救い、さらには上を目指す。彼の成し遂げた事の多さに驚くが、絞ったエピソードをじっくり読みたかったという気持ちも。江戸後期には“財(或いは経済知識)は剣より強し”だとよく分かり興味深かった。 2023/08/31

mahiro

21
藩が抱えた10万両の負債を見事返済した七郎右衛門だが、時は幕末に突入し未来を見通す目を持つ我が殿の元、藩船、大砲や新しい武器の購入、蝦夷地への進出など高額の出費は際限ない。それまでの武士にない柔軟な商才で藩直営店大野屋を作り、新しい流れについていけない者達の反発や暗殺の危機も超えて明治を迎え、その大野屋が元藩士達の生活を支える、このような人物が実在したと知ったが、貧しくとも誇り高い武士階級の人達が今迄から発想の転換をするのがいかに難しいかを思った。なかなか面白い作品だった。2023/04/10

長くつしたのピッピ

18
相変わらず主君に振り回されながらも、目標を失わず懸命に邁進する主人公から目が離せない。人を大切にし、家族を大切にしている主人公に愛人がいて子どもが生まれるのは残念な気がしたが、この時代では子孫を残すのが当たり前で遅すぎた感もあるのかもしれない。織田信長に譬えた主君を心から敬愛し無理難題にも全身全霊で応えた主人公に拍手を送りたい。思っていた以上の熱い小説だった。2023/05/11

ひより

16
次から次へと難題が降りかかる七郎右衛門。 理不尽な嫉妬に悩まされたり… はぁ、大変だのぅ。 艱難辛苦を乗り越えた人生、でも素敵な「わが殿」と生きられた素晴らしい一生だったんだろうなぁ。 ★3.52023/08/13

きょん

13
不勉強で福井の小藩・大野藩の存在そのものを知らなかったので、とても面白かった。米経済では財政を支えられないと現状をきちんと把握して、特産品や商売に手を出していくセンスと胆力が素晴らしい。映画化して欲しいなあ。2023/09/23

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