内容説明
主である信長を討った明智光秀、極悪者と忌み嫌われた松永久秀、父を死なせ弟を殺した伊達政宗、火付盗賊改方で生涯を終えた長谷川平蔵、龍馬や西郷を犠牲にし、維新を生き抜いてしまった勝海舟。歴史の流れの中で、理想や志と裏腹な決意をせねばならなかった男たちの無念と後悔を描いた、傑作歴史小説集。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。97年、小説CLUB新人賞佳作を受賞。2001年『竜門の衛』でデビュー。10年『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞を受賞。14年「奥右筆秘帳」シリーズで第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。22年「百万石の留守居役」シリーズで第7回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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