文春文庫<br> 「死ぬんじゃねーぞ!!」―いじめられている君はゼッタイ悪くない

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文春文庫
「死ぬんじゃねーぞ!!」―いじめられている君はゼッタイ悪くない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167919221
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0195

出版社内容情報

中学高校といじめられ、ひとり「死にたい夜」を過ごした中川翔子が傷つき悩む十代に送る言葉。あなたの時間と命は誰も奪えない――。

内容説明

中学校で陰湿ないじめにあって不登校になり、「死にたい」とまで思いつめた中川翔子。暗黒の時代を抜け、夢を叶えた今があるからこそ、孤独に苛まれ、居場所を探す子どもたちに伝えたい言葉がある。あなたの「命」と「時間」は誰にも奪うことはできない―。文庫化に際し、単行本刊行後に考えたことを書き下ろした新章を追加。

目次

第1章 わたしのいじめ体験(スクールカーストの中で;「キモい子」というレッテル ほか)
第2章 いまの時代のいじめについて“インタビュー”(まずは大人に変わってもらいたい(みゆうさん)
「逃げ道」ではなく「違う道」(ちはるさん) ほか)
第3章 いじめ時間をサバイブする(「卒業すれば楽になるよ」と言われても;今日一日をサバイブする ほか)
第4章 未来の種を見つける「さなぎの時間」(「明るい遺書」が人生の転機に;共感できる人は必ずいる ほか)
第5章 誰かの「隣る人」に(単行本を出してから;学生に戻った三日間 ほか)

著者等紹介

中川翔子[ナカガワショウコ]
1985年5月5日生まれ。東京都出身。2002年、芸能界デビュー。歌手、タレント、女優、声優、漫画家など多方面で活躍し、自身のYouTubeチャンネル「中川翔子の『ヲ』」は登録者が89万人を超え話題に。近年は自身の経験をふまえて「いじめ・引きこもり」のテーマと向き合い、NHK EテレのハートネットTV「#8月31日の夜に。」や「わたしはパパゲーノ~死にたい、でも、生きてる人の物語~」をはじめ多数の番組に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

32
タレントの中川翔子さんが自身の体験をもとに書いた本。執筆のきっかけは、2011年の大津市いじめ自殺事件だそうです。加害者の人権ばかりが優先されるけど、被害者は人権を踏みにじられて命までなくしていることに強い憤りを感じたようです。何があっても死んではいけないと一貫しています。共感しました。今回、私は中川翔子さんから、二つの気付きを得ました。「教室には逃げ場がない」、「大人に相談するのは、本当につらい限界を迎えたSOS」。この言葉、忘れないでいようと思う。2024/12/25

Tomomi Yazaki

23
強烈な題名を見て、つい買ってしまいました。いじめは逃げ場をなくし、選択できない死に導く。それは虐める人間だけでなく、積極的な無関心で傍観者を装う人間も例外ではない。著者が有名になり、いじめられた具体的な体験を公表しているが、当事者たちや周囲の人たちはいたたまれないでしょう。自業自得。それでもいじめはなくならない。先生に、友達に、そして親にも裏切られたらそこには絶望しかない。隣る人。何もしないでそばにいるだけ。心が折れそうな人には、それが心の支えとなる。そんな人になれたら、と、願ってやみません。2022/08/30

チサエ

10
いじめは無くならないかもしれないけれど、いじめられている子へのケアはしていけるのではないか。いじめによる自死などゼッタイあってはならない。私はいじめられていたわけではないけれど、高校時代に不登校をしていた時期がある。それでもツラかったし、ぶっちゃけ毎日しにたかった。いじめられている子の心はいかほどか。想像力が必要だと思う。相手はどんな気持ちになるか。そんな思いやりを持つこと、だいじ。好きなこと、気晴らし、何かそういうものを見つけて生き延びてほしい。単行本で読了済みだったけれど、加筆ありとのことで文庫でも。2023/02/01

メチコ

9
いじめ被害経験者が語る言葉はやっぱり重みがあるよね。 ただこの本が今現在いじめに悩む子どもたちの一助となり得るかと問われるとちょっと弱いような気がする。 いじめの体験談やそこから得た気付きなどの記述は多いんだけど、じゃあそこから具体的に何をしどう動けばよいのかの部分がもう少し充実しているとよかったかな。2022/09/15

agtk

5
中川翔子さんが自身のいじめ体験をもとに著した本。いじめに悩んでいる子、いじめが身近にある子、今はいじめとは無関係だけれども学生生活を送っている子、そして(おそらくは手にとることはないかもしれないが、)誰かをいじめている子にも読んで欲しい。全部読むのが大変なら拾い読みでも、イラストマンガだけでも読んで欲しい。誰かに「隣る人」を増やすことが大切だし、自分も誰かの「隣る人」になることを意識したい。2022/08/09

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