出版社内容情報
勘違いな人々、理不尽な出来事に途方に暮れつつも、ことわざを胸に刻み、今日も暢気に生きていく。親近感がわく爆笑必至のエッセイ。
内容説明
「猫の世話を通じて親の苦労を知る私」「若い頃に異性にモテた記憶をいまだに引きずっている知人」「家族からの愛がほしいと涙目で訴えるおじさん」…。身の回りのとほほな出来事や勘違いな人々に心を惑わされつつも、先人の知恵をかみしめ、今日も前向きに生きていく。思わず笑いがこぼれる共感必至のエッセイ集。
目次
母に咲いた巨大な花―男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く
猫の仔で親の気持ちを思い知る―親の心子知らず
今も悔やまれる手編みのマフラー―好きこそ物の上手なれ
不動産に負ける現代の男性たち―女三界に家なし
税務署と身内が忍び足でやってきた―金は天下の回り物
動物たちも縁があってやってくる―袖すり合うも他生の縁
天国のチビが結んだ不思議な縁―楽あれば苦あり
脳は私を甘やかし、体は警告する―腹八分に医者いらず
鬼姑にならない自信はなし―小姑は鬼千匹
“恐怖の二割”に当たったら―蟻も軍勢〔ほか〕
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
昭和29(1954)年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店、編集プロダクション、本の雑誌社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
40
前向きに日々を過ごしているのが素敵です。2023/06/02
たっきー
8
2002年既刊「先人たちの知恵袋」を、改題新装版として刊行されたもの。20年前にもなるので当然著者も若く、結婚恋愛にまつわる話も少し出てきて、最近の作品との違いを感じる。2022/09/16
LaVieHeart
4
思い当たるフシが沢山あるエッセイ。 様々な諺の真意を実体験で考察してくれる。私には、「女三界に家なし」「蟻も軍勢」「女、賢しうして牛売り損なう」「杓子は耳掻きの代わりにならず」あたりは、めちゃくちゃ身につまされるというか、「ワカルー!!」というカンジのハナシだった。。。作家なんて浮世離れした人達と思っていたが、とても身近な存在に感じた一冊。2024/02/16
bunca
1
タイトルのパンチパーマの猫の話はなかったが面白かった。20数年前に書かれたエッセイにしては、現在の価値観との乖離もそれほどない。 9.11はそんな前になるんだなぁ。2025/03/31
もん
1
軽妙な文章で面白かったけど、図書館で借りて読めば良いって感じ。2023/02/05