出版社内容情報
64歳の信子の意識改革から家族の在り様が変化した大庭家。夫の丈太郎は己の信念に従い、ひとり岩手の山奥へ。長男の謙一は不倫相手の千加と一緒に暮らし始める。バラバラになった家族への不満と諦めを胸に抱く孫の吉見に、学校でのいじめという更なる試練が訪れる。夫婦、親子、家族の間にさまざまな風が吹き渡り――。
内容説明
64歳の信子の意識改革から、家族のありようが変化した大庭家。夫の丈太郎は己の信念に従い、ひとり岩手の山奥へ。長男の謙一は不倫相手の千加と一緒に暮らし始める。バラバラになった家族への不満と諦めを胸に抱く孫の吉見に、学校でのいじめという更なる試練が訪れる。夫婦、親子、家族の間にさまざまな風が吹き渡り―。
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12(1923)年大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。戦後「文芸首都」の同人となり小説を書き始める。昭和44(1969)年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。ユーモアの効いた世相風刺と、人生の哀歓を描く小説やエッセイで多くの読者を魅了する。平成12(2000)年、父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始めとする佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により第48回菊池寛賞を受賞。平成27年「晩鐘」で第25回紫式部文学賞を受賞。平成29年、旭日章受章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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