文春文庫<br> 歳月がくれるもの―まいにち、ごきげんさん

個数:

文春文庫
歳月がくれるもの―まいにち、ごきげんさん

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年03月20日 07時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 169p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167918811
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報


独身を謳歌する、それは楽しい。結婚したら、それも楽しい。
女の可愛げ、男の可愛げ、「それもありか」と腹をくくる幸福、
日常の小さな振る舞いに現れる「誠実」、波動で伝わる「やらかい気持ち」。

大人の知恵をたっぷり持つ達人・田辺聖子さんが
語り下ろした、宝石のような言葉があふれる25編。

「面白いことを、先にやりましょ」
読み進むうちに、心がほんわり、明るく、前向きに背中を押してくれる。
人生がキラキラしてくるお宝本!

毎日、好きなページを開けば、必ず良いことがある!

暮らしの身近に置いてみて下さい。

内容説明

独身を謳歌する、それは楽しい。結婚したら、それも楽しい。自分のいいところは自分でちゃんと知っている。「大人になるって難しいのよ。でも大人にならなくてはダメ。死ぬまでにはね」―小さな振る舞いに「やらかい気持ち」を込めて、どんどん身軽に素直になりましょう。人生を楽しむ達人があなたに贈る25個の宝物。

目次

女の可愛げ
続く恋、終わる恋
夢をかなえる
初めましての作法
仕事と家庭の両立
おしゃれは人のためならず
好きなものには溺れよ
いい匂いのする人
男の誠実
女友だち、男友だち〔ほか〕

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞。2000年文化功労者。06年文化勲章受章。19年6月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

81
田辺聖子さんは小説を書くことが大好きで睡眠時間を削って小説を書いてきたそうです。他人と自分を比べているうちは視野が狭くて世の中が見えていないそうです。世の中は、まだまだ知らない広い世界があるそうです。私は今日、彼女と一年ぶりにデートをし、正に歳月がくれるものの意味を噛みしめて、帰りの電車の中で嬉し涙が止まらなかったです。大阪弁のリズムが心地いい、田辺聖子さんの晩年のエッセーです。軽い読み物ですが、私には強烈な成功体験を与えてくれました。2023/02/05

67
田辺聖子さんのエッセイ。女性の人生、男性の人生、仕事、結婚、家族等を楽しく語られていて、関西弁のトーンが読みやすく心地が良いです。『人生は選べるものじゃない、勝手に向こうから来るから迎え入れよう』戦争を経験した田辺さんならではの言葉だと思いました。2022/05/14

aika

48
何度も読み返した単行本を親友に贈ったので、可愛らしい文庫で再読です。戦渦の少女時代に抱いた小説家の夢をあたため続けて、結婚後に夫の4人の子供たちを育て上げた田辺さん。その温かくユーモラスな中に芯のある言葉たちは、予定調和でないと何かと不安がる私の背中をいつもポンッと押してくれます。「人生ってね。自分で何もかも選べるものと違う。勝手に向こうからやってくるものなんですよ。だから柔らかな心で大きく迎え入れた方がいい。めぐりあいを愉しんだらいいんです。そうすると、そこから拓けていくものが必ずあるから。」2022/08/29

aika

34
木漏れ日が差し込み、風に揺られた木の葉がさらさらと音を立てる涼やかな公園のベンチで読了。思わずクスッと笑みがこぼれて自然と肩の力が抜けるおせいさんのやわらかくて力強い言葉が全身に染み込んでくるようでした。どことなく、自分に自信がもてなくて、このままでいいのか、とか、将来どうなるだろう、どうすればいいんだろう、と気分が重くなるときに決まって手にとる本です。笑顔で日々を過ごそうとする自分を肯定してくれます。「自分はいいもの持ってる。この道はきっといいとこに続いてる。それを信じなかったら、仕方ない。」2024/10/13

pirokichi

20
NHK BSで再放送している田辺聖子さんの自伝的ドラマ、朝ドラ「芋たこなんきん」にはまってしまい、田辺聖子さんの本が読みたくなって。本放送時も好きだったが、16年分年を重ねた今のほうがより心にじわりじわりとくるみたい。本書は2011年から2012年10月にかけて行ったインタビューを聞き書きしたもの。芋たこの町子さんはやっぱり聖子さんで、徳永先生はかもかのおっちゃんで、子ども達はやっぱり聖子さん家の子どもたちだってうれしくなった。「生きるって楽しいことよ。人生はいいもんです…」聖子さんの言葉は元気が出る。2022/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19533368
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。