出版社内容情報
名手・倉知淳がフェアプレイ精神で贈る奇妙奇天烈な三つの殺人事件。
ユーモアあふれる本格ミステリ中篇集。
女子高生ミステリ作家(の卵)灯里は、小説のネタを探すため、警視監である父と、キャリア刑事である兄の威光を使って事件現場に潜入する。
彼女が遭遇した奇妙奇天烈な三つの事件とは――?
・密閉空間に忽然と出現した他殺死体について「文豪の蔵」
・二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について「ドッペルゲンガーの銃」
・痕跡を一切残さずに空中飛翔した犯人について「翼の生えた殺意」
あなたにはこの謎が解けますか?
内容説明
女子高生ミステリ作家の卵・灯里は小説のネタを探すため、刑事である兄の威光を借りて事件現場に潜入する。彼女が遭遇した三つの事件―密閉空間に忽然と出現した他殺死体(文豪の蔵)、二つの地点で同時に事件を起こす殺人者(ドッペルゲンガーの銃)、痕跡を残さずに空中飛翔した犯人(翼の生えた殺意)の真相は?
著者等紹介
倉知淳[クラチジュン]
1962年静岡県生まれ。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』一般公募部門に応募した「解答編」が若竹賞を受賞。翌94年に『日曜の夜は出たくない』で作家デビューを果たす。97年、『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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