文春文庫<br> 僕が夫に出会うまで

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文春文庫
僕が夫に出会うまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167917579
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

幼少期のいじめ、学生時代の失恋と嫉妬、想い人との苦しい共同生活……。「運命の人」には出会えるのか。ゲイの青年の愛と青春の賦。

内容説明

幼い頃から「普通じゃない」と言われ、人知れず苦しみ続けたセーラームーン好きの良輔。いじめや中学での初恋、高校で好きになった彼の恋人への抑えきれない嫉妬、そして友人、親へのカミングアウト―。明るく前のめりに光を求め、巡り会えたパートナーと幸せを掴むまでを描く、愛と青春の自伝エッセイ。

目次

第1章 ふつうじゃないってよ。このままじゃ、やばいってよ。
第2章 初恋は、枕もパンツも濡らすものだ。
第3章 恋するゲイ少年は、日々拷問を受けているようだ。
第4章 初めてのことが、増えました。悩みもやっぱり、増えました。
第5章 つき合うって、嬉しいことだ。つき合うって、苦しいことだ。
第6章 焦って、走って、転んで、起き上がって。
第7章 最後の恋であるように。

著者等紹介

七崎良輔[ナナサキリョウスケ]
1987年、北海道生まれ。2015年9月、公正証書による「パートナーシップ契約」を結んだ夫とともに「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げる。2016年4月、LGBTのためのウエディングプランニング会社「合同会社Juerias LGBT Wedding」を設立。すべての人が幸せになれる結婚式を提供するため奔走している。2016年10月、築地本願寺で宗派公認、史上初の同性結婚式を挙げ話題になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きむこ

70
ゲイであることを自分自身で認めるまでの葛藤、周りに知られる事の恐怖、未来への絶望、今までの恋愛を綴った自叙伝。ちょっと赤裸々すぎて読みづらさもあった。ここ最近LGBTへの理解と認識が進んできているなと感じることが多く、私自身の意識もものすごく変わったと思う。彼のように周りから受け入れられることによって力をもらっている人は少数派で、まだまだ隠そうとしている人の方が多い。日本は性的マイノリティの法整備は「先進国ワースト2位」らしい。日本ももっと自由にもっと堂々と皆が生きれる国になって欲しい。★3.52023/04/16

Urso

9
みんな違ってみんな良い、っていう社会に少しはなってきてるのかな。書かれていることが赤裸々だからこそリアルで、性的マイノリティーとして苦しんでる人たちへ応援とか助け舟とかのような形で届くといいな。2023/05/11

こばゆみ

8
同性愛者の赤裸々なエッセイ集。文体は軽いからすいすい読めるけど、ところどころで「こりゃ(周りの反応が)ひどい…」と読むスピードが落ちる箇所が何個か。「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があるけれど、この本読めば同性愛者に対する無意識な偏見を悔い改める人が絶対いるはずだと思った。2021/10/23

はらいどけい

0
とても爽やかに書かれているけど、すごく生き辛くて大変な思いで過ごしてきたんだろうな。同性愛者も異性愛者もそうじゃない人もワンパターンじゃない。いろんなタイプがいる。人と違う自分は受け入れづらいけど、「自分だけは自分の味方でいるべきだ。」「あなたが、誰より、幸せにならなくちゃいけない。」素敵なメッセージだった。2022/10/13

折木蜂太郎

0
同性愛者への偏見はおそらく自分も、少なからず持っていると思う。今でこそ様々なことが認められているが、まだ根強い偏見もあると思う。多くの人が住みやすい世の中になっていけばいいと心から思う。 子供のときからの葛藤や悩みが、とても分かりやすく、読みやすかった。 気になったのは、著者の学生時代の言動である。 授業をサボり、酒を飲み、かなり多くの大人に迷惑をかけていると思う。 学校の先生について、批判的な内容もあったが、逆に多くの迷惑をかけていることも自覚した方がいい。 まぁなによりもいい友達に出会えてよかった。

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