出版社内容情報
地味な毎日を送っているのに、なぜ火の車に? 税金の支払いに翻弄され、猫のワクチンに右往左往する日々。爆笑エッセイ集、新装版。
内容説明
こんなにつましい生活を送っているのに、なぜ我が家はいつも火の車!?しかも最近、やかんを空焚きするわ、風呂で大股を開いて転ぶわ、「老化」が激しい自分に怯えるようになってきた―。母親や猫に振り回されるトホホな毎日でも、のんびり生きていく。地味な日常なのに、クスッと笑えて心が軽くなる爽快エッセイ集。
目次
京都呉服ツアーの爆弾
人生最大のピンチ
しゅりしゅりー
ぽっくり死にたい
当たり屋ダーちゃん
私はイソノフネ平!?
二〇〇〇年カレンダー事件
へっころ谷の不吉な風―不倫旅行の巻
続へっころ谷の不吉な風―号泣、また号泣の巻
キーボード虎の穴
通りすがりの愛
やってしまうかも
太った理由
裸足で走る夢
一生に一度だけ
コギャルになりたい
リサイクル失敗
伊能忠敬は偉かった
「おじさん」と反物
二十一世紀のわたくし
象の墓場ネコ
ビーの「ケツ夫」騒動
スカート丈の不思議
人生でいちばんついてない日
ぷくちゃんとしい
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
昭和29(1954)年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店、編集プロダクション、本の雑誌社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
39
20年前のエッセイですが読みやすいです。猫に振り回されながらのんびりとした日々を過ごすのが微笑ましいですね。2024/02/15
スリカータ
18
20年前のエッセイの新装版と知った時は「やられた!」と思ったが、長寿を全うした愛猫のしいちゃんは3歳の若猫で、悩みの種のお母さんは健在。現在を知っているからこその味わい。若者のチャットに混ざろうと悪戦苦闘するおじさんの話が哀しくも一番笑えた。2021/09/14
Fondsaule
16
★★★★☆ 京都呉服ツアーの爆弾、人生最大ピンチ、しゅりしゅりー、ぽっくり死にたい、当たり屋ダーちゃん、私はイソフネ平!?、二〇〇〇年カレンダー事件、へっころ谷不吉な風、続へっころ谷の不吉な風、キーボード虎の穴、通りすがりの愛、やってしまうかも、太った理由、裸足で走る夢、一生に一度だけ、コギャルになりたい、リサイクル失敗、伊能忠敬は偉かった、「おじさん」と反物、二十一世紀のわたくし、象の墓場ネコ、ビーの「ケツ夫」騒動、スカート丈の不思議、人生でいちばんついてない日、ぷくちゃんとしい。 やはりへっころ谷か。2024/04/25
bluelotus
5
★★★☆☆ 20年前のエッセイということもあって今は亡き猫のしいちゃん(3歳)が若い!この頃からリサイクルやエコだのに取り組んでいる様子だが、浪費癖のある母親(1回の買い物に500万円!)と弟も養っているようでは確かに貯金はなくなるだろうなぁ…とも。2021/06/27
りょう
4
新しい文庫だと思って読んだら、20年前、群さんが47歳のときのエッセイだった。おかあさまも、しぃちゃん(猫)も、お元気。2021/08/09