出版社内容情報
容姿や年齢、結婚、セックス、お金とプライド…本音の見えづらい関心事を正しい姿という共通のモチーフで鮮やかに切り取る短編集。
内容説明
不倫に悩む親友にわたしがしたこと(「温室の友情」)、同じマンションに住む女に惹きつけられる男(「偽物のセックス」)、残り少ない日を過ごす夫婦の姿(「幸福な離婚」)―。偏見や差別、セックス、結婚、プライド、老いなど、口にせずとも誰もが気になる最大の関心事を、正しさをモチーフに鮮やかに描く短編集。
著者等紹介
千早茜[チハヤアカネ]
1979年、北海道江別市生まれ。立命館大学文学部卒業。2008年、「魚」で第21回小説すばる新人賞受賞。受賞後「魚神」と改題。09年、『魚神』で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年、『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞受賞、第150回直木賞候補。14年、『男ともだち』で第151回直木賞候補、15年、同作で第36回吉川英治文学新人賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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