文春文庫<br> 下着の捨てどき

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文春文庫
下着の捨てどき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 199p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167916473
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

眉の毛一本の塩梅、好きな服や下着の賞味期限……ほろ苦くも爽やか。人生後半について考えるいまこそ読みたい示唆に富むエッセイ集。

内容説明

「アレ」連発の会話、眉のかたちを整えるときの緊張感、着たいのに似合わない服が増えた…こんなはずじゃなかったというちぐはぐな感情に揺さぶられるお年頃、それが中年。あらゆる局面でむずかしいギアチェンジを迫られ戸惑いながらも、変化をしなやかに受け入れておもしろがる気持ちになれる、痛快で愛すべきエッセイ集。

目次

1 彼女の家出(おとなの約束;知らんふりの練習;拡大鏡は見た ほか)
2 夜中の腕まくり(みなうつくし;春の断食;本と映画とうまいもん ほか)
3 下着の捨てどき(女の眉について;無駄の効用;五秒ルール ほか)

著者等紹介

平松洋子[ヒラマツヨウコ]
エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

109
いい意味で何の変哲もない至ってスタンダードなエッセイです。特段大きな喜怒哀楽があるワケでもなく、淡々と筆者さんの綴る文章を追っていきます。作者さんならではのちょっととぼけた描写が時折、キモチをのんびりさせてくれます。たまにはこういう、あえて特段なにもないエッセイを読んでみるのもいいかもしれませんね。きっと作者さん自身が、とてもリラックスして書いているのかなと感じます。そもそもタイトルが中々秀逸で、他にも多数共感できる話がありました。ぼんやりとゆるく読むには最適な一冊でした。肩の力をぬいていきたいですね。2023/07/16

nico🐬波待ち中

105
私も中年期に入り、こんなはずじゃなかった、と思うことが多くなってきた。私よりちょっと先を行く平松さんの”しょっぱい現実”を読みながら自分の現実と比べてみる。私から見れば平松さんには気持ちの余裕が感じられる。この気持ちの余裕がこの先を生きていく上できっと大事なんだろう。目前に立ちはだかる老いの現実にはもはやため息しか出ないけれど、少しずつでも楽しみを見つけていけたら。自分の老いと向き合いつつ、もう少しがんばってみようか、そんな気持ちにさせてくれるエッセイだった。平松さんオススメの塩豆腐はぜひ作ってみたい。2021/05/23

nemuro

63
結構買っている割に既読本は少ない。果たして相性が良いんだか悪いんだか。すっかり微妙な立場の作家である。そんな後ろめたさもあって“しりとり読書”の96冊目の候補にピックアップされたのをこれ幸いにそうかそうかと選定。本棚には平松洋子の本が(本書を含めて)9冊。やっぱり既読本はなさそう。さて本書。『彼女の家出』を改題&大幅に加筆修正。常日頃、判断に躊躇し漠然とやり過ごしてしまうことってあるもので、上手い。タイトル改題支持派である。同感も多く読みやすい。本棚では小川洋子との対談集『洋子さんの本棚』もあって楽しみ。2023/06/02

ユメ

48
こちらの心に寄り添ってくれるようなエッセイで、読み進めるうちに不思議と塞いでいた気分がすっきりしていった。きっと、平松さんが歳を重ねたことによる変化への戸惑いを素直に書き綴り、変化に対応してゆく道中を見せてくれているからだろう。世代こそ違えど、私もつい数年前までの自分との差に愕然とすることが増えてきた。人生の先輩がひとつひとつ新たな境地を柔軟に受け入れていく姿に、励まされる思いだ。リバティプリントが好きだという50代男性の話が印象に残っている。こんな風に歳を重ねられたら、どんなにか素敵だろう。2021/03/27

つちのこ

47
心の隙間にさりげなく入り込んでくる文章には、早々出会えない。私にとって著者の作品がまさにそれ。本領発揮の料理の描写は言うに及ばず、ひと切れだけ、もう一切れ…と、深夜のつまみ食いに流れていく、こんな文章が読めただけで嬉しい。風呂に入ろうとして湯が入っていないことに気づき、寒さに総毛立ち、“真冬の納沙布岬に立つ”…とは、こんなユーモアも思いつかない。あとがきには実家じまいの顛末を記しているが、今年同じことをした自分にとって、身につまされた。エッセイストとして脂がのった著者の勢いに、ますます目が離せなくなった。2024/11/24

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