出版社内容情報
満月珈琲店の三毛猫のマスターと星遣いの店員は、極上のメニューと占星術で、迷える人の心に寄りそう。結婚と仕事の間で揺れる聡美、父の死後、明るい良い子を演じてきた小雪、横暴な父のため家族がバラバラになった純子。彼女たちが自分の本当の願いに気がついたとき――。美しいイラストから生まれた心温まる書き下ろし小説。
内容説明
満月珈琲店の三毛猫のマスターと星遣いの店員は、極上のメニューと占星術で迷える人の心に寄りそう。結婚と仕事の間で揺れる聡美、父の死後、明るい良い子を演じてきた小雪、横暴な父のため家族がバラバラになった純子。彼女たちが自分の本当の願いに気が付いたとき―。美しいイラストに着想を得た心温まる書き下ろし小説。
著者等紹介
望月麻衣[モチズキマイ]
北海道出身。2013年、E★エブリスタ主催の電子書籍大賞を受賞しデビュー。16年、『京都寺町三条のホームズ』で第4回京都本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
473
おっさんには、あいかわらず占星術はチンプンカンプンだけど、それを抜きにしてもしっかり読ませてくれますね。どの話も心に沁みる話で良かった。しかも、前作の登場人物も、しっかり繋がったのがこれまた良かった。リアルに夜空の月を見上げながら歩いて満月珈琲店を探してしまいそうだ。そして、満月珈琲店があれば、星屑のワインを飲みながら、ニャンコスタッフと一緒に自分の“本当の願い”を見つけたい。見つかったら、その後は、チェッカーズの“星屑のステージ”を歌っちゃって、ニャンコスタッフと宴会で楽しみたいね。2021/03/24
ひさか
310
2021年2月文春文庫刊。プロローグのみ別冊文藝春秋2021年1月号から掲載。後は書下ろし。シリーズ2作目。主人公がリレーされる作りは前作と同じ。宝くじに当たるというのは、本当の願いごとじゃないというお話が出てきますが、なるほどそうだと納得しました。2021/04/11
そる
259
2作目。この雰囲気やっぱりいいですね。心がキレイになってさっぱりするような感じがします。ドリンクとスイーツの絵が相変わらずとても素敵です。登場人物が1作目から全部繋がっていくのも人の縁を感じて好きです。占星術は奥が深いけど、ぜひ私も詠んでもらいたい。私の本当の願い事って、なんだろ。愛されたい、かな?笑「『本当の願いごと』だったなら『叶う力』を持っているんですよ。でも、自分の想いとは、ちょっとズレている願いごとなら叶わないんです」「それはもちろん。運が開ける全てのスタートは『自分を知る』ことなんです」2023/08/20
OSOGON15
237
シリーズ2作目。今回はつくばや東京、鎌倉などが舞台でそれぞれの悩みを優しく導いてくれる満月珈琲店の皆さん。3作品からなる連作短編でやはり最後は繋がっている。あいかわらず極上のスイーツたちはどれも美味しそう・食べてみたい。彼女たちが自分の本当の願いに気が付いた時・・本当に涙涙の感動です。あなたにとって本当の願いごとはなんですか?と、いざ自分に問われてみると、すぐには分からないかも。本当に素敵な1冊でした。2023/07/14
ちいこ
189
シリーズ続編。こういう連作、いいなぁと改めて思った。2021/03/03
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