出版社内容情報
多額の借財を遺して急逝した父の店を守る為、新薬の販売に奔走する文吉。しかし、商売敵からの悪辣な妨害が彼を襲うことに……。
内容説明
父が遺した借財の形に、己の命をかけられた文吉。返済期限の迫るなか、彼は起死回生の一手として新薬“元気丸”の商いを始める。滋養強壮の妙薬との評判に、前途洋々かと思われたが、薬を飲んだという隠居が重体となってしまう。隠居へ薬を売った覚えがない文吉だったが、何故か大番屋へと連れて行かれ―。堅忍不抜の第二弾。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。以後、時代小説を中心に活躍中。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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