内容説明
結婚式が終わった夜のバー。花婿が、披露宴の司会をした美女とグラスを傾けながら、花嫁を待っている。「あの時もそうだったわね」。親し気なふたりの会話はやがて、決して花嫁に知られてはならない過去の妖しい秘密に触れて―(表題作)。脛に傷もつ男女におとずれる恐怖の瞬間をとらえた、10の傑作短篇集。
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞。2018年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆのん
80
10編から成る短編集。男と女、夫と妻。浮気、不倫、元カレ、元カノ。様々な男女の関係が面白かった。自宅で朝起きたら不倫相手がいた…。5人のホームパーティーで寝たカップルが4組…。もし自分だったらゾッとする様な話は他人事だとかなり面白い。2542020/11/10
チアモン
67
初、林真理子さん。30年以上も前の作品だったのね。男女間のドロドロとしたことを描いた短編集。短編ということもありとてもスラスラと読めた。やっぱり女は怖いねぇ。2020/09/16
Shoji
27
男と女の狡賢くて暗くて汚い部分を抉り出すお話が十話。特に女の怖さが際立つ。私が特に怖かったのは『怪談』というお話。小池真理子も真っ青のホラーテイスト漂うイヤミスでした。実に怖い女が描かれてた。全くもって、男と女ほどわからないものはない。そしてさらに、女ほど怖い存在はない。肝に銘じておこう。2026/06/23
なっち
25
林真理子さんの短編集を読み込んでいるので再読のものもあったと思う。『前田くんの嫁さん』にいたっては何度目になるのか。しかし読むこちら側の年齢によっても受け取る感情というものが違うもので、毎回新鮮に感じるのがさすがだなと思う。2025/03/05
わんつーろっく
25
初出誌はオール読物、1994年刊行された作品を改題したものだった。たぶん当時も読んだから再読になるけど、いやぁ今だから、今のほうが、昭和を知る私には面白かった。結婚願望のない男女が増える一方の令和のいま、「まぁ、結婚なんて一回目は叩き台、二回目で軌道修正、三回目でやっと体に馴染んでくるものなんだ」なんていう科白は、当時のモテる男の真骨頂か、今の若い女性には違和感・嫌悪感??彼の昔のアルバムを見せてとねだる女性の心理、スマホで修正できる今の若い子にはわからないだろうなぁ2022/09/24




