出版社内容情報
高校を中退し浅草で人力車を引く吉瀬走。何も言わず去った彼に陸上部仲間が会いに――。少年車夫と同僚、客らの交流を爽やかに描く。
内容説明
高校を中退し浅草で人力車をひく吉瀬走。陸上部のかつての仲間たちがやって来たり、ストーカーにあったり、余命宣告を受けた妻の希望を叶えるためにという老夫婦を案内したり。そんな日々の中、行方不明だった母親が体調を崩しているという手紙が届く。彼を見守る力車屋の面々。若き車夫、吉瀬が向かう先は。
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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