内容説明
退廃に彩られた十九世紀末のロンドン。病弱な青年だったビアズリーはイギリスの代表的作家で男色家のワイルドに見いだされ、『サロメ』の挿絵で一躍有名画家になった。二人の禁断の関係はビアズリーの姉やワイルドの同性の恋人を巻き込み、四つ巴の愛憎関係に…。美術史の驚くべき謎に迫る傑作長編ミステリー。
著者等紹介
原田マハ[ハラダマハ]
1962年、東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。商社勤務などを経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年、『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し、翌年作家デビュー。12年、『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞、17年、『リーチ先生』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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