出版社内容情報
頬に傷もつあの男が今回、腕を振るうのは小さな食堂。その近くには、引きこもり青年を“社会復帰”させると謳う施設があって……。
内容説明
ひきこもりで毎日ゲーム三昧の風見蓮太郎、27歳。ある日、蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられる。施設の生活は退屈で、三度の食事はコンビニばかり。そんなとき近所の食堂に現れたのは、頬に傷持つあの男。男は蓮太郎たち寮生に絶品料理をふるまうが、そこに隠された思惑とは?大人気書下ろしシリーズ第6弾!
著者等紹介
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年福岡県北九州市生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て、作家活動に入る。『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
157
シリーズ6作目。親子丼が食べたくなって終わるかと思いきや、最後の最後で牛すじカレーに持っていかれた感じでした。前の作品の登場人物がカメオ出演してるのが、このシリーズの嬉しいところ。2020/07/03
ナイスネイチャ
116
今度はひきこもり厚生施設が舞台。目的も結末も見えてますが、それはそれで面白い。料理とタイムリーな社会問題をうまくまとめて楽しめました。2020/04/30
H!deking
97
大好物なシリーズ第六弾。今回もサクッと読めてしっかり美味しそうでストーリーも面白かった!帰ったらなんか作ってみよ♪2020/08/03
紫綺
87
「侠飯」シリーズ第6弾。今回は、何とも胡散臭い自立支援施設が舞台。強制的に入所させられた風見蓮太郎は、脱け出すことが出来るのか?自立することは出来るのか?2020/05/05
ゆみねこ
86
シリーズ第6弾。ひきこもりの人たちの自立支援施設、しかしその実態は?柳刃・火野のコワモテコンビがいつも通りの美味しい料理で事件を解決。簡単で美味しい料理、侠飯のレシピ集が出たら欲しい‼面白かったです♪2021/09/16