内容説明
ひさしぶりに目をさました石は、たくさんの小さいなまるいつぶにかこまれていました。まるいつぶの中には二つの点てんがあり、石をにらんでいました。石は「点てんこわい」と日記にきざんで、ねむってしまいました。石は一日おきたらなん日かねむるという生活をおくっているのです。つぎに目ざめたとき、あのつぶたちは!…石はもう、ねているどころではなくなってしまいました。おはなしエンジェル子ども創作コンクール最優秀賞作品。
著者等紹介
石渡みお[イシワタミオ]
1991年アメリカ、カリフォルニア州生まれ、両親と兄との4人家族。『川の中で』で2001年おはなしエンジェル子ども創作コンクール(主催:日本児童文学者協会・日本児童文芸家協会/協賛:日本公文教育研究会)において、“幼児・小学生の部”の最優秀賞を受賞
宮本忠夫[ミヤモトタダオ]
1947年東京に生まれる。『えんとつにのぼったふうちゃん』(ポプラ社)で絵本にっぽん賞受賞。『ぬくい山のきつね』(新日本出版社)で2001年度の赤い鳥文学賞挿し絵賞を受賞した
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
川で生まれた鮭の卵たち、大人になってふるさとの川に戻ってきて産卵する。川底の石の目線で書かれているのが可愛らしい。2019/01/03
shiho♪
12
図書室絵本。秋に読みたいです。 川の中の石とサケの友情物語。川の中の石は眠りから目を覚ますと、自分の周りにつぶつぶがあるのに気付きます。粒の中には点々も見えて、なんだか怖いと日記に綴る石の様子が面白いです。 川の中で起こる命の営み…。私たちの目に見えないところでこんな自然のドラマが繰り広げられているんですね。お話は小学生が考えたということで、ますますほっこりします。2021/10/07
mame
1
おはなしエンジェル子ども創作コンクール2001年(幼児・小学生の部)最優秀賞。作者は当時10才。2021/10/05
サーちゃんの本棚
0
年長の息子が図書館で選んだ本。2016/09/28
楓 a
0
あっ!大きくなって戻ってきたんや!(@_@)2011/05/07