出版社内容情報
古代中国・晋の宰相として国を支え続けた趙一族の盛衰を、歴史と運命への透徹した視点をもって描いた初期の傑作長篇を新装版で。
内容説明
中国春秋時代の大国・晋。この国の重臣を代々務めた趙一族。太陽の如く酷烈な趙盾、族滅の危機に瀕した趙朔、名宰相・趙武、王子朝の乱を鎮定した趙鞅、その子趙無恤…。二百年にわたる一族の興亡を、透徹した歴史観と清冽な筆致で描いた著者初期の傑作。指導者に求められる「徳」のありようをめぐる物語。
著者等紹介
宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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