出版社内容情報
今津屋老分番頭の由蔵は坂崎磐音を伴い鎌倉へ。主人吉右衛門の後添えにと切望した小田原宿・小清水屋の娘お香奈が突如姿を消した!?
内容説明
師走、寒気増す江戸深川・六間堀長屋。燗徳利に挿した水仙を静かに愛でる坂崎磐音だったが、今津屋老分番頭由蔵に乞われ、鎌倉に同道することになる。主人吉右衛門の後添えを求め、小田原宿小清水屋の娘お香奈に対面を願うのだ。だが翌朝、お香奈は姿を消す。姉には想い人がいたと吐露する妹お佐紀とともに、磐音は行方を追う。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。2018年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
115
決定版の12巻目ですが内容はすっかり忘れてしまっています。今回は主人をめぐるさまざまな人たちが総登場みたいな感じでした。両替屋の主人の後添えを探す話、以前に出てきた医者や主人公に思いを寄せる姫たちのてんぷらの食事、友人がかどわかされる話、などなどいつもながら楽しませてくれます。2019/08/20
とし
72
決定版 居眠り磐音「探梅ノ家」12巻。何だかんだとありましたが、今回は今津屋吉右衛門さんの後添えに佐紀さんが決まり、目出度しでた。2020/08/21
ともくん
29
またまた、今津屋からの依頼で老分番頭と鎌倉建長寺まで同道する坂崎磐音。 今回は、今津屋主の後添い、お香奈を貰うための旅。 しかし、磐音たちがお香奈に会った翌日、お香奈は消えた。 今津屋主の後添いは、どうなるのか。2024/05/29
yamatoshiuruhashi
22
決定版12巻。スピンオフ作品とも繋がり始める。二羽の軍鶏が出てきた。2019/08/09
かいちゃん
20
吉右衛門に後添いがきて、おこんさんにも目出度い話が。さてさておこんさんと磐音はどうなることやら。次巻が楽しみなまま終わったわ。2023/11/15