出版社内容情報
残忍な押込みを働く一味が江戸に潜入したらしい。探索の助けを求められた小籐次は、一味の標的が自身の身辺にあるのではと疑うが…。
内容説明
文政8年冬。日光街道周辺で凶悪な押込みを働いていた杉宮の辰麿一味が江戸に潜り込んでおり、探索に協力してほしいと小籐次は乞われる。その直後、畳屋の隠居夫婦、続いて古筆屋一家が惨殺された。一味の真の目的を探るうち、小籐次は自分やその周辺が標的にされる可能性に気付く。久慈屋に迫る危機を小籐次は防げるのか?
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、“文庫書き下ろし時代小説”という新たなジャンルを確立する。著書多数。2018年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
156
安定の・・でしたが、そうか・・久慈屋を狙うかぁ💦小籐次も少しずつ老いて、そろそろ大団円なのかなぁと。そんな気持ちになりました。駿太郎の実の親の墓参りでお酒を飲む場面はちょっと胸が熱くなりました。事に来月又、会えますよ~!2019/07/20
KAZOO
114
今回は、丹波篠山への旅の決着をつける話が中心でした。以前にこの主人公が退治した悪者の身内が敵を討とうということで江戸に乗り込んできます。その目的を気取られないように商家を襲います。最後はいつも通りで安心して読めますが、もうそろそろこのシリーズも終了近いのでしょうか。8月に続巻が出ます。2019/07/12
初美マリン
108
いつものように颯爽と強盗団を捕まえる、周囲の人々と和気あいあいとしながら。2020/02/16
やま
102
酔いどれ小籐次33作目「新・酔いどれ小籐次」(第二期)14作目 2019.07発行。字の大きさは…大。 このシリーズは、毎回楽しみにしています。 今回も、読みやすく、面白かったです。 老中・青山下野守忠裕の国元 丹波篠山から江戸に帰り、例幣使杉宮の辰麿一味を捕縛するまでです。 12才の駿太郎がどんどん成長して行きます、本当に頼もしく、すごく良い子に育っています。今後の成長が楽しみです。2019/08/28
とし
87
新・酔いどれ小籐次「旅仕舞」14巻。江戸に戻った小籐次さん、ゆっくり休む暇も無く次々多忙な日々が退屈しませんね、空蔵が期待するような派手な活躍はなかったが・・・何はともあれ無事に旅じまいの報告が出来て良かったです。2019/08/04