文春文庫<br> ニューヨークの魔法は終わらない

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文春文庫
ニューヨークの魔法は終わらない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167912857
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

大人気「ニューヨークの魔法」シリーズ、ついに完結――感動の最終編!

ニューヨークは大都会なのに、ひと昔前の田舎町のような懐かしさがある。世界一お節介で、図々しくて、でも泣きたくなるほど温かい。長年、ニューヨークに住む著者が、街角や地下鉄で出会う見知らぬ人とのちょっとした心の触れ合いを、粋な英語を交えて描くエッセイ。



「人に疲れているのに人と話したくなる不思議な本」、「毎晩、1話読み、温かい気持ちで寝ます」と熱烈な支持を受け、累計約40万部。「ニューヨークの魔法」シリーズの最後を飾る必読の書き下ろし。カラー写真、多数。



著者が夫を撮ろうとして、たまたま写真に入ってしまった見知らぬ黒人女性。「これでいつまでも私のこと、忘れないわね。私の名前はサーシャ。で、その写真、削除しないでよ!」と叫び、自由の女神のように手をあげピースサインで颯爽と去っていく。

静かな電車で、著者の噛むガムが大きな音を立てて弾け、思わず首をすくめると、前にすわる男性が笑顔で「いいね」と親指を立てる。

美術館で好きな絵を見つめていれば、「僕もこの絵が好きなんです」と後ろに佇む異国の青年が声をかけてくる。

メトロポリタン美術館、オペラハウス、タイムズスクエア、セントラルパーク、ブルーノート、グラウンドゼロ、テレビ局のスタジオ、ブルックリン・ブリュアリー、マディソン・スクエア・ガーデンーー。

ニューヨークのあちこちから、人の息づかいと会話が聞こえてくる。今日もどこかで、出会いがある。ミュージシャンの生演奏に合わせて、見知らぬ人同士が踊っている。



17歳でたった一人、アメリカの高校に留学。星空の下でクラスメートと過ごした最高に楽しい時間、クリスマスの宴のあとに襲われたハプニング、ホストファミリーのマムとの永遠の別れ――著者の原点ともいえるウィスコンシン留学時代の秘蔵エピソードも初公開。最終章「アメリカの家族アルバム」は涙なしには読めない。



「ニューヨークの魔法」シリーズが私たちの心に残したもの。今も、そしてこれからも

多くの人の胸を打ち、静かに広まっていくに違いない「魔法」とは、何だったのか。



【「ニューヨークの魔法」シリーズ(文春文庫)】

大人気のベストセラー・エッセイ

☆人と人のささやかな触れ合い、ニューヨークを舞台に描く。

☆簡単なのに心に響く小粋な英語の言葉が、ちりばめられている。

☆続きものではないので、どの本のどの話から読んでも胸を打つ。

☆「ベストセラーの裏側」(日本経済新聞)、「売れてる本」(朝日新聞)、「ポケットに1冊」(読売新聞)など、人気書評コラムで取り上げられた話題のシリーズ。



〈シリーズ既刊本〉

『ニューヨークのと

内容説明

道を聞けば、周りが皆、口を出す。地下鉄のホームで他人同士が踊り始める。たまたま写真に写りこんだ人が「これで私を忘れないわね」。心と心が通い合った時、“魔法”が生まれる。個性的すぎる人たちに笑い、泣いたあと、無性にNYに行きたくなる。大人気シリーズの最後を飾る感動の書き下ろし。とっておきの秘蔵話と写真も満載。

目次

ああ、ニューヨーク!
第1章 笑顔のおすそ分け
第2章 思いがけない結末
第3章 愛は何よりも強し
第4章 花束をあなたに
第5章 これがニューヨーク
第6章 いとしき人へ
第7章 アメリカの家族アルバム
ニューヨークの魔法は終わらない

著者等紹介

岡田光世[オカダミツヨ]
東京生まれ。青山学院大学卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。読売新聞米現地紙記者を経て、作家・エッセイスト。高校・大学時代に1年間ずつ米中西部に留学。その後ニューヨークに住み始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

96
「ニューヨークの魔法」シリーズの9冊目であり、最終巻。岡田さんが暮らすニューヨークで巡り会った人々と、心の触れ合いを綴った素敵なエッセイ。マンハッタンの地下鉄で、ブルーノートで、セントラルパークで…。思わず微笑みたくなったり、無性に泣きたくなったり、なにげない日常にある煌く一瞬の出来事の数々。時折り英文を交えて楽しく光景を伝え、鮮やかな写真もお洒落。「人は誰もがプレゼントのよう。中に何が入っているかは、開けてみてのお楽しみ。」とっておきの魔法をかけられ、ニューヨークの街角を散歩しているみたい。 2020/04/09

シャコタンブルー

33
地下鉄のホームでジャズバンドに合わせて、著者も見知らぬ男性にエスコートされ踊っている写真があり楽しそう♪ 踊り終わると歓声と拍手がわき、皆、笑顔で立ち去る。正に映画で見たニューヨークだ。「自由の女神の君」「花婿の五十ドル」の二枚の素敵な写真に関するエピソードも心に響く。高校時代にホームスティした家族との交流では、表面的ではない「本当の家族」のように接しているお互いの人柄が良く分かり、感情を揺さぶられる。岡田さんの好奇心や行動力がニューヨークの溢れる魅力を描いている。いつかブルーノートでジャズを聴きたい。2019/09/06

Eriko M

10
ニューヨークの魔法シリーズ9冊目であり最終巻。このシリーズはずっと前から知っていたけれど読み始めたのは一年前位からかな。基本は岡田さんがたまたま出会った人たちとの交流。そのどれもが心暖まったり、くすりと笑えるようなもの。日本ではなかなか出来ない交流を一緒に体験させてもらっていました。最終巻の本作では、岡田さんのルーツに触れるエピソードが多めに。あとがきもよかったです。終わってしまうのが残念です。 ★★★★★ 2019/05/23

Yuko

9
岡田さんの魔法に魅せられ読み続けた魔法シリーズがとうとう最終巻となった。著者の高校留学時代のレア(笑)なエピソードも掲載。カラー写真多数。街ですれ違った人々、著者と交流のある人々との一瞬の触れ合いや言葉の交わしあいに、心が温かくなる。涙もホロリ。 直近は行けなかったが、新刊が出る度に講演会や懇親会にも参加したなぁ。魔法はNYだけでなく、どこでも生れまる。そんな触れ合いが東京でも増えていると感じている。たくさんの魔法が詰まった9冊を生みだし届けてくれてありがとう!魔法は終わらない! 2019/06/12

MAMI.

5
★★★☆☆2019/09/15

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