出版社内容情報
九十四歳で大往生、破天荒な父がアガワを泣かした三十四の言葉。故人を讃えない前代未聞の追悼に爆笑するうちなぜか胸が熱くなる。
阿川 佐和子[アガワ サワコ]
著・文・その他
内容説明
「俺が死んでも讃える追悼記など書くな」という父・弘之の遺言に「お父ちゃんがいかに無茶苦茶な人であったか。周囲がどれほどひどい目に遭わされたか。思い出すかぎり、精魂込めて書いてみる」と綴る前代未聞の追悼記!あまりの暴言に震え、時折のユーモアに笑い、いつしか父と娘の不思議な情愛にホロリ。破天荒な父がアガワを泣かした34の言葉。
目次
第1章 立派な老衰(一に妻子を養うため、二にいささかの虚栄心のため;老人ホームに入れたら、自殺してやる! ほか)
第2章 父とわたし(結論から言え、結論から;なんという贅沢なヤツだ! ほか)
第3章 父と母(この草履を切り刻んでやる;これでもウチはまともなほうだ ほか)
第4章 最期の言葉(お前の名前はお墓から取った;三味線にしちまうぞ! ほか)
著者等紹介
阿川佐和子[アガワサワコ]
作家・エッセイスト。1953(昭和28)年、東京都生まれ。99年、檀ふみ氏との往復エッセイ「ああ言えばこう食う」(集英社)により第15回講談社エッセイ賞を、2000年、「ウメ子」(小学館)により第15回坪田譲治文学賞を、08年、「婚約のあとで」(新潮社)により第15回島清恋愛文学賞を受賞。13年、「週刊文春」の対談ページ「阿川佐和子のこの人に会いたい」は連載1000回を突破。これにより14年、第62回菊池寛賞を受賞。165万部を突破した「聞く力 心をひらく35のヒント」(文春新書)は、2012年・2013年の年間ベストセラー新書ノンフィクション部門2年連続第1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
松下左京
あや
駄目男
ゆう