出版社内容情報
村の老人四人組の元には不思議な来客ばかり。奇妙な味わいとおかしみが溢れ、「日本の偉大な田舎」から今を風刺するユーモア小説。これぞ高村流エンターテインメント!
とくに名物もない山奥の山村に、ヒマを持て余して集まる元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さんの老人四人組。村は、いつものように平穏のはすが……。
気球を使ったモダンアーティスト、若い保険外交員の娘、小学校の生徒、町史編纂する役場の職員、テレビクルーに女優……そしてたくさんの動物たちが、村でひと騒動を起こしていく。
四人は、AKBを見ながら過疎を愁い、ネットショッピングをしながら限界集落へと思いをはせる。
「日本の田舎」から今を描く、黒い笑いに満ちた短編連作。
?村 薫[タカムラ カオル]
著・文・その他
内容説明
車もめったに通らぬ山奥の寒村。いつも郵便局兼集会所に集まるのは元村長、元助役、郵便局長、キクエ小母さんの老人四人組。一見、退屈極まりない村だが、怪しげな気球アーティストや保険外交員の娘に始まり、果てはタヌキほか動物たちがやってきては騒動を巻き起こす。「日本の田舎」から今を描く、痛烈なブラックユーモア小説。
著者等紹介
〓村薫[タカムラカオル]
1953年、大阪市生まれ。国際基督教大学卒。90年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞を受賞しデビュー。93年『リヴィエラを撃て』で日本推理作家協会賞、『マークスの山』で直木賞、98年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2006年『新リア王』で親鸞賞、10年『太陽を曳く馬』で読売文学賞を受賞。16年に刊行した『土の記』では野間文芸賞、大佛次郎賞、毎日芸術賞の三冠に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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