文春文庫<br> 天人唐草―自選作品集

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文春文庫
天人唐草―自選作品集

  • 山岸 凉子【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 文藝春秋(2018/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911492
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

毒親に育てられたり育児放棄された子供が大人になったらどうなるのか。山岸凉子の天才ぶりを余すことなく伝える究極のトラウマ漫画。岡村響子、30歳。キエーーーーッ!

毒親に育てられた少女や育児放棄された子供が大人になったらどうなるのか――。山岸凉子の天才ぶりをあますことなく伝える究極のトラウマ漫画5篇を厳選。

時代錯誤なまでに厳格な父に育てられた少女が、過剰なまでに他者を警戒し、複雑に成長していく「天人唐草」。

ギリシア神話上の怪物、女面鳥獣が、普通の高校生活を送る少年の目の前に美少女として現れる「ハーピー」。

妾腹の子として生まれた少年が、亡くなった父の本宅に引き取られ、”本当の母親”を探す「狐女」。

死者の言葉を聞くことのできる特殊な能力をもつ「鳥人族」の血を引く少年と民俗学者・人見との肉親の愛情を越えた物語「籠の中の鳥」。

海外旅行のために家を空ける祖父宅の生き物の世話のために、猛暑真っ盛りのH市へと向かう澄生。公園で出会った一人の女の子との不思議な体験を描いた「夏の寓話」。

あまりにも悲しく、苦しく、せつない山岸ワールド。その天才ぶりと作品世界の奥深さに打ちのめされること間違いなしです!

山岸 凉子[ヤマギシ リョウコ]
著・文・その他

内容説明

厳格な父と貞淑な母に育てられた岡村響子。父の言うがままに「良い子」になろうとするうちに、過剰なまでに他者の目を気にし、失敗を極度に恐れる自主性のない大人になる。「毒親」という言葉がない時代に描かれた表題作を含む全5篇に、著者特別インタビューを収録した、少女漫画史に残る革命的トラウマ漫画集。

著者等紹介

山岸凉子[ヤマギシリョウコ]
9月24日、北海道札幌市生まれ。1969年「レフトアンドライト」でデビュー。後に「花の24年組」と言われる漫画家のひとりとなる。1983年「日出処の天子」で第7回講談社漫画賞、2007年「舞姫 テプシコーラ」で第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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阿部義彦

37
これは過去に文春が漫画を文庫にした頃(文春文庫ビジュアル版)として刊行してたのを化粧直しして、新たに山岸凉子さんのインタビューを加えてあります。自選短編集なのが味噌です。このシリーズ本棚漁ってたら、初代のビジュアル版で同じ著者の自選短編集の「シュリンクス・パーン」BOOK・OFFで買ったの持ってました。(1997年第1刷)この機会に全部復刻してくれないかなあ? 中島らもさんの解説が秀逸ですね。萩尾さん、竹宮さん、大島さんはリアルタイムで読んでたけど山岸凉子さんは割と後追いで読んだんでした。線が細くて独特。2018/09/27

苺畑序音

35
やばい。魅入られそうになる。らもさんの解説で引き戻してもらえました。2018/09/13

鷺@みんさー

31
幼い子供たちの描かれ方は、この時代特有の、いとけなくシャイで愛らしい姿をしている。モブの子供や、主人公を虐めるモブの子ですらそうだ。やはり根底に、著者の子供に対する、平等な(見た目は可愛らしいが、いい意味で子供扱いしない)眼差しが込められている気がする。ふと、大島弓子の「つるばらつるばら」を思い出した。子供とは、無力であるがゆえに、世間に責任を持たずに残酷になれる存在ではあるまいか。そういう意味で私は、大人になりたくなかったなぁ。2023/08/11

空猫

30
お気に入りさんのレビューで懐かしさのあまり買っちまったぜぃ!「岡村響子、30歳。きえーーーーーーっ!」の帯にやられちまったぜぃ!昭和50年代頃の作品なので時代を感じるけれどそれでもなお、やはり逸品のホラー。中島らもさんと門田恭子さんの解説も必読。2018/10/01

たまきら

29
家長らパワハラで抑圧され歪む人間を描かせたら、この人より怖い話が書ける人って少ないと思う。天人唐草をはじめ、彼女のお話は(こんな母親になってしまったらどうしよう)という毒親・人間でいっぱい。だから時々登場するまっすぐな人が清々しいんですけどね~。2019/05/31

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