文春文庫<br> 劉邦〈4〉

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文春文庫
劉邦〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911164
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

項羽との最終決戦! 大河小説完結篇。



鴻門の危機を脱した劉邦だが、

「西楚霸王」となった項羽により

荒蕪の地である漢中に封じられる。

漢の地より再起した劉邦は、

項羽が率いる楚軍と激戦を繰り返し、

何度も窮地に陥るが、同盟者の協力を

得て、項羽を四面楚歌の状態へ

追い詰めてゆく。



将たるものの器、人間の運命を考えずには

おれない第四巻。大河小説、ここに完結。



解説・湯川豊

宮城谷 昌光[ミヤギタニ マサミツ]
著・文・その他

内容説明

劉邦は「西楚覇王」となった項羽により、荒蕪の地である漢中の王に封じられる。新たに韓信を臣下に得た劉邦は、漢より関中・中原へと進軍し、楚軍との間で激しい戦いを繰り返す。幾度も窮地に陥る劉邦だったが、同盟者の協力により楚軍の糧道を断ち、項羽を追い詰めてゆく。漢王朝を作った劉邦を描く大河小説、ついに大団円!

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

151
紀元前200年中国の壮大なストーリーが閉幕した。項羽と劉邦の物語には有名なエピソードが多数あり、最終巻にはそれが詰まって濃厚かつスピーディーな展開を一気読み。56万もの兵を有する劉邦軍が3万の項羽軍に大敗!大敗してからが真の姿、純粋の魅力。才無き劉邦を才ある周囲が支え、強すぎる項羽は支えさえ不要。周りを頼る劉邦、頼るは己のみの項羽。劉邦の強みは『信』、他方項羽の『不信』は弱みか。じわじわと迫る終結への予感がワクワクを醸成させながら垓下の戦いに。負けを知らぬ項羽の、強さゆえに気付けなかった弱さを憂う‼️🙇2024/06/28

KAZOO

114
最後の巻ではやはり劉邦が天下を取るまでの経緯が描かれています。あまり好きではなかった主人公を「香乱記」を書いていた時に見直して書こうと思っていたようです。ただ司馬遷の記述は面白みに欠け、漢書でもって書いていったようです。項羽にもう少し焦点を当ててもいいのではないかと思われました。虞美人もあまり出番はなかったようです。2018/08/30

優希

38
鳴門の会で危機一髪逃れた劉邦。その後は戦いを繰り返していきます。幾度も窮地に立たされながらも項羽を追い詰めていくのが臨場感がありました。劉邦が成し遂げた楚漢争覇の物語に引き込まれました。司馬遼太郎さんの『項羽と劉邦』を読みたくなります。2025/02/08

再び読書

34
なにかいろいろな意味ですっきりしない読後感です。やはり、根本にあるのは、史実に忠実であろうとするあまり、人間ドラマが乏しく感じた。韓信の凄さは、あまり伝ってこなかった。項羽の四面楚歌に至る猜疑心が招いた敗因は描かれていたのが納得でした。高祖となった劉邦の人間的魅力が最後まで感じられなかったのが残念。呂后の後の復讐を知っていると少し怖くもなった。良くも悪くも教科書的な書物に感じられた読後感。2025/05/09

Haru

26
1、2巻の面白さには及ばす。漢中を押さえてからは、ただの戦記っぽい感じで流し読みをしてしまった。劉邦の人の掌握の仕方、支配されたくない代わりに支配もしない。農人であった故の国の経営。そんなところが興味深く面白かったのだけれど。後半は周りの献策をただ気分で採用していたような書き方で、劉邦にも魅力がなくなってきた。神秘的に書かれていた呂雉との繋がりが薄くなっていく過程もなく、呂雉側からの気持ちも知りたかったし、敗戦が続く中での能吏の蕭何の奮闘も読みたかった。要するにとっても物足りない!2018/08/12

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