文春文庫<br> 新・学問のすすめ―脳を鍛える神学1000本ノック

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文春文庫
新・学問のすすめ―脳を鍛える神学1000本ノック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910938
  • NDC分類 191
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「知の怪物」佐藤優氏が母校同志社神学部の学生だけに明かした最強の勉強法! 神学を知ると現代が見える。文庫オリジナルでお届け。これが世界標準の教養だ!

キリスト教の難問に挑み、強靭な思考力を身につけよ!



なぜ現代日本で得をしない、キリスト教神学を学ぶのか?

世の中を複眼的に見る「思考力」の最強のトレーニングになるからだ。

国際情勢分析はもちろん、勉強法、恋愛、パワハラやストーカー問題まで、

キリスト教2000年の議論を生き方にどう応用するかを伝授する。



学問は必ずあなたの役に立つのだ!

(文庫オリジナル作品)



【目次より抜粋】

第1講 神学とは何か――得をしない学問が強い

神学で生き方が変わる理由/「急がば回れ」書き取り式講義の効果/

受験も選挙もくじ引きで/「復讐するは我にあり」の真の意味/

「殺してはいけない」という理由



第2講 聖書を持って社会へ――プロテスタンティズム

獄中で沁みたコヘレトの言葉/パワハラ対抗にはエステル記を読む

ストーカーと自己愛のコントロール/



第3講 不合理ゆえに我信ず――三位一体論

核抑止を神学から考える/ロケットと死者復活とオウム真理教/

いい加減だから強いキリスト教/「触発」と恋愛



第4講 絶対に解けないから挑む――キリスト論

アメリカ大統領選挙と神学/イエス・キリストの革命論/

よりく苦しい道を選ぶ理由/後藤健二さんの死の意味



第5講 無駄死にしないために――終末論1

学生を戦地に送った田辺元/念仏のテロリズム――血盟団事件/

国体精神はボランティア?/北朝鮮の「悠久の大義」



第6講 過去を振り切って前を見る――終末論2

いかがわしさを見分ける/この世を歩け!この世で働け!/

神はストーカー/急ぎつつ待つ

佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他

内容説明

なぜ現代日本で得をしない、キリスト教神学を学ぶのか?世の中を複眼的に見る「思考力」の最強のトレーニングになるからだ。国際情勢分析はもちろん、勉強法、恋愛、パワハラやストーカー問題まで、キリスト教二〇〇〇年の議論を生き方にどう応用するかを伝授する。学問は必ずあなたの役に立つのだ!文庫オリジナル。

目次

第1講 神学とは何か―得をしない学問が強い
第2講 聖書を持って社会へ―プロテスタンティズム
第3講 不合理ゆえに我信ず―三位一体論
第4講 絶対に解けないから挑む―キリスト論
第5講 無駄死にしないために―終末論1
第6講 過去を振り切って前を見る―終末論2

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。75年、浦和高校入学、同年夏に一人で東欧・ソ連を旅する。79年、同志社大学神学部入学、85年、同大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、95年より外務本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍する。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され、512日間東京拘置所に勾留される。05年2月、執行猶予付き有罪判決を受ける。09年6月、最高裁によって上告が棄却された。05年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。06年に発表した『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

113
佐藤さんのキリスト教神学論の講義を本にしたものです。学生のやり取りがそのまま掲載されているようなので非常に参考になります。これを読んでみると学生の方もかなり事前勉強している感じがします。というかこの分野の素養があるのでしょう。わたしなどはせいぜい聖書をいつもパラパラめくるだけですのでレベルには全然達していなく、読んでいるだけでかなり新鮮に感じます。この中に書いてある本などを読んでから再読してもいいと感じました。2018/07/29

佐島楓

64
神学は当然、世界史・哲学史・倫理学など多方面の知識が求められる佐藤先生のスパルタ講義。自分の無知をむちゃくちゃ自覚させられつつも、学部時代にここまで大変なレベルの講義を受けていたら、大物に育つだろうなと思いました。打たれ強くなるだろうし、反骨精神が育ちそう。おおむねぬるく育った私からしてみればある意味ひっじょーにうらやましいです。2019/06/05

ehirano1

62
これは面白いです、しかし如何せん難し過ぎました。他書で基礎力を付けてから本書にリターンマッチを挑むか、本書のノックを2000、3000本と受け続けることで血肉にするか考えます。2019/10/20

Vakira

28
新刊 のところに展示、ペラペラとめくるとキリスト教の話の様。 ここでいう学問とは神学であり、キリスト教の話だ。神学なんて言葉を初めて知った。 佐藤優氏と学生の対談というより、学生は聖書、神学、思想史のKey部分を読む。 そこを佐藤優氏が解説。解説は分かりやすい。キリスト教雑学が増える。イスラム教ではキリストは磔にされてないとか、新約聖書の中にはキリストが復活していないパターンの物があったり、聖書より教会が先にあってので教会の権威が大になったとか。ドイツ神父は公務員とか。ドイツのユダヤ教排除の背景とか。 2018/08/02

ゆうきなかもと

10
ディープ。「悪魔の勉強術」の続編らいしい。前作に比べて遥かにマニアック。どちらも同志社大学神学部での講義がベースになっている。つまり、前作は大学一年目とかで、本作は2年目なんだろう。前作よりも、より神学色が強い。つまり、前作はより普遍的な大学生や、18歳ぐらいの人たち、あるいはその他の人たちに役立つ本だと言えるが、本作は、キリスト教神学に強い興味のある人たち向けの本だと言うことだ。2021/04/29

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