内容説明
十年に一度咲く金色のたんぽぽ。ここでは、願いがかなうといわれています。ナナはシルクにたんぽぽカーニバルに着ていくドレスを作ってもらうことになりました。でも、どんなデザインにしたいのか、まよいます。さあ、ナナはどんなドレスを作ってもらうのでしょうか。
著者等紹介
あんびるやすこ[アンビルヤスコ]
群馬県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。テレビアニメーションの美術設定を担当。その後、玩具の企画デザインの仕事に携わり、絵本・児童書の創作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
22
【小学校】誰からも良く思われたくて、本当の自分らしさを見失ってしまう…。自分が本当に着たい服すら判らないなんて寂しいことですね。私も本当に着たい服を着てみたいよ~!願い事は半分は自分との約束で、叶うように自分で努力すれば良いのよというナナの考えには、ニンゲンの自分も目から鱗でした。願うその気持ちが尊いのですね。2015/05/17
喪中の雨巫女。
10
《私-図書館》たんぽぽカーニバルに、参加するナナちゃん、どんなドレスにするか悩んでいた。狐のソフィアが、カーニバルの時のドレスを依頼。2020/02/23
absinthe@読み聞かせメーター
4
7歳の娘に読み聞かせ。このシリーズはいつも面白い。たびたび話題に上るタンポポカーニバルが登場。2017/06/06
さき
3
【小2】ナナが出会った時に初めて一緒に作ったパッチワークドレスを、タンポポカーニバルのためにまた一緒に作れてよかったです。(娘)2025/05/21
mayuri(Toli)
3
春らしく、気持ちが明るく柔らかくなるそんな素敵な物語でした。今の時期に読めて幸せでした。ソフィアの着た綿毛のドレスがロマンチックで綺麗だし、時間を重ねて深まっていったナナとシルクの友情ににっこりです。人の心は変えられない。変えられるのは自分の心だけという物語のメッセージが、何度読んでも胸に響きます。それにしてあんびるさんのご本は、児童書ながらハッとするほど描写が美しいですね。本に魔法がかかっているみたいです。2023/03/30
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