文春文庫<br> リヴィジョンA

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文春文庫
リヴィジョンA

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910884
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

航空機メーカーで働く沢本由佳は戦闘機の改修開発を提案する。ライバル企業の妨害や社内の不正など、次々とトラブルが起きるが……。戦闘機も手がける航空機メーカー四星工業の技術者・沢本由佳は、

開発に携わる仕事がしたいと願い、

社の主力機TF-1の改修開発(リヴィジョン)を提案する。

それはかつて、社の先達たちが目指し、挫折した計画でもあった。



実現に向けた沢本の前には、

巨額の予算を握る防衛省との折衝や、

ライバル企業からの妨害、さらには社内の不正発覚など

難題が山積し……。

”地味部署”社員たちの夢と意地を乗せた

新型戦闘機は無事に、

大空へと飛び立つことができるのか!?



航空機開発の舞台裏を描く圧倒的なリアリティともに、

組織で働く悲哀と喜びを描く「お仕事小説」としても楽しめる、

松本清張賞受賞作家、渾身の第2作を文庫化!

未須本 有生[ミスモト ユウキ]
著・文・その他

内容説明

航空機メーカー四星工業の技術者・沢本由佳は、社の主力機TF‐1の改修開発を提案する。それはかつて、社の先達たちが目指し、挫折した計画でもあった。実現には、防衛省との折衝や巨額の防衛予算の獲得など、課題が山積。社内の不正やライバル企業からの妨害も発覚する中、新型機は無事に、大空へと飛びたつことができるのか!?

著者等紹介

未須本有生[ミスモトユウキ]
1963年、長崎県生まれ。東京大学工学部航空学科卒業後、大手メーカーで航空機の設計に携わる。97年より、フリーのデザイナー。2014年、『推定脅威』で第21回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kk

11
空自の複座の練習機を単座の要撃機仕様に改修するプロジェクトに、大手メーカーの若き航空技術者達が真剣に向き合っていく物語。今ひとつ盛り上がりに欠けるし、登場人物のキャラが立っているとは言い難いものがありますが、技術開発や製造管理などにまつわる問題を丁寧に扱っており、地味ながらそれなりに味のあるストーリー。技術者出身である著者ご自身の、飛行機開発に対する飽くなき思いが発露されているのかなと感じられました。2020/10/24

まるぼろ

10
さて今巻は航空機の開発を内心ではやりたがっていた沢本がTF-1の単座型へのリヴィジョン計画を提案してから実際に初飛行に辿り着くまでのお話です。読んでいてブルーソニックの件は必要だったかな、思いもしましたが前巻に引き続き面白く読めました。最初からどんな段階を経てTF-1の単座型改修を実行させていくか、またゴーサインが出てから初飛行までの話や今回も会ったとんだ横槍など如何にもありそうな感じがしてワクワクしました。秋葉さんの病については残念でしたが…。この先の沢本・倉崎の話もあるみたいなのでそちらも早めに。2019/01/24

シアン

9
「推定脅威」に続くシリーズ第2弾。飛行機を作る技術者達のお仕事小説。前作を読んでから間が空いているので、こんなにお仕事小説だったかちょっと疑問。もう少し色んな部分を掘り下げたらいいのに。個人的に気になったのは、倉崎はタダ働きをしている、沢本と倉崎の会話が敬語でなんとも違和感がある、結構守秘義務いい加減だなということ。2018/09/20

綺楽院 /kiraku-in

6
飛行機と開発に絡む官民のとこはとても面白く、読む価値がある。が、なぜ続編にしたのか。下町ロケットやりたいならキッチリ硬派なお仕事小説やってほしかった。ライバル企業の顔が全然見えてこない。あえてなのか?まぁ、すんなりきまっちゃうし、テーマはそこじゃないのだろう。謎もフツウで本筋と関係もイマイチ。というか、前作よりさらにダメな感じの恋パート。女も男もあるよね感がない。美人ぶっこんでくる意図も不明。なんだろ。期待していただけに残念でした。2018/06/25

ぷらった

5
専門家による物語なので,ヒコーキ好きが喜ぶような情報がごろごろしている。沢本さんはかっけーです。沢本と倉崎は男女の仲なのに丁寧語会話なのはなぜ?防衛機密情報を社外の人間がこんなふうに共有するって,コンプライアンス違反?・・・とか訝しく思いながら読みました。この作者の第一作はまだ読んでいないので,これから読むかも。2018/08/04

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