内容説明
貧乏御家人の新見長四郎は、父親が博奕でつくった借金の肩代わりに湯島の煮売屋へ養子に入ることになる。だが店の娘・いねは、根津で下馬酒屋を商う源七を好いており、その源七と長四郎は呑み仲間だった。そんな訳ありを知った香具師の三州らが一肌脱いで仕掛けた「こんにゃくおでん」が大当たり。客がわんさと集まってきたのだが、この入り婿ばなしの裏には御家人株を巡る悪企みがあった…。
著者等紹介
山中公男[ヤマナカキミオ]
1934年、山梨県勝沼町生まれ。学習院大学仏文科卒業。週刊誌編集部、編集プロダクション勤務を経て、長年PR誌の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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