出版社内容情報
同心の妻が上野の出会い茶屋で何者かに惨殺された。以来土久呂凶四郎は不眠症に。みかねた奉行の根岸は彼を夜専門の同心に任命。
風野 真知雄［カゼノ マチオ］
著・文・その他
内容説明
南町奉行所の定町回りの同心土久呂凶四郎は、池の端の出合い茶屋の殺しの現場で、妻の阿久里が無残に惨殺されていたのを目撃してしまった。何故妻がこのような所で、一体誰に？以来凶四郎は不眠症になってしまい、勤めに支障をきたすことに。見かねた奉行の根岸は凶四郎に夜廻りを命じた。不穏な新章、いよいよスタート！
著者等紹介
風野真知雄［カゼノマチオ］
１９５１年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。９３年、『黒牛と妖怪』で第１７回歴史文学賞を受賞。２００２年に、第１回北東文芸賞を受賞。１５年に「耳袋秘帖」シリーズで、第４回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。１５年『沙羅沙羅越え』で第２１回中山義秀文学賞受賞。人気時代小説シリーズの他、現代小説も執筆する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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旅するランナー
107
南町奉行所の同心、土久呂凶四郎。不眠症のため夜回りに。キツネの駕籠屋、フクロウ少年による神隠し、虚無僧軍団の行進、木刀斬りの男....江戸の夜に起こる様々な謎解きをやっていく。奥方殺し解決の糸口をまだつかめていないので、お話はまだ序の口。これからも、三日月殺法が炸裂しそう。今夜もまた、相棒源次と夜の町を駆け回る。2019/07/10
とし
94
耳袋秘帖｢眠れない凶四郎｣１巻。根岸肥前守の耳袋秘帖シリーズなんですね、過去の秘帖シリーズ読んでいませんが｢凶四郎シリーズ｣主人公の名前が土久呂凶四郎（ドクロキョウシロウ）名前からして面白い、妻阿久里が無残にに惨殺され昼と夜が逆転の不眠症に、見かねた根岸肥前守から夜廻りを命じられ次々と事件を解決していく面白いですね次巻お楽しみ。2019/10/17
雅
39
「耳袋」シリーズだけど不思議話はほとんど無く、新キャラの捕物帖みたいな作品。なかなか魅力的なキャラだし、これまでのキャストがみんな出てきたので楽しめた2019/05/31
ベルるるる
36
暗めの主人公。白猫の表紙。根岸肥前守。一気読みした。続きに突入。2020/07/06
真理そら
25
『眠れない凶四郎』耳袋秘帖の新シリーズ。土久呂凶四郎というとんでもない名前の定町廻り同心が三日月斬りで活躍する。妻・阿久里の謎の死以来、夜眠れなくなった凶四郎が辰五郎やしめと一緒に謎解きする『夜の滝』が好きだ。…『眠狂四郎』シリーズも読んだ方がいいだろうか、と思いつつ読み終えた。2018/12/05
