文春文庫<br> 世界史一気読み―宗教改革から現代まで

電子版価格
¥795
  • 電書あり

文春文庫
世界史一気読み―宗教改革から現代まで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910730
  • NDC分類 209.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

混迷を極める世界情勢、その謎を解く鍵は歴史にあり。マルティン・ルターからトランプ大統領まで、世界の近現代史をこの一冊で制覇。「トンデモ大統領」トランプが出現し、周近平やプーチンと渡り合い、金正恩と丁々発止と口撃しあう。そんな「混迷の現代」を理解するには、彼らの国がどんな経緯で、どのような関係性で立ち上がってきたのかを知ることから始まる。

季刊誌として毎回特集テーマを掲げ刊行してきた 「文藝春秋SPECIAL」のバックナンバーの、世界史を特集した号から、近現代史の分野でひとつの時代につき一本文章を厳選、時代順に掲載していく、文庫オリジナルならではの一冊。

問題意識が現代社会の事象と通じる、という視点で、国の成り立ち、宗教の持つ意味、世界との関連性が分かるような選択、構成を目指した。

ヨーロッパ、アメリカは勿論、ロシア、中国、アラブ、韓国、北朝鮮など、いま国際的に注目されるあの国(あの国家群)は、いかにして今に至ったか。本書を「一気読み」すれば、近現代の世界史の全体像が、深く多面的に理解できる構成になっている。世界史全体の中でこそ見えてくる「現代」がここにある。

文藝春秋[ブンゲイシュンジュウ]
編集

内容説明

トンデモ大統領・トランプが習近平やプーチンと渡り合い、金正恩と口撃しあう。そんな混迷の現代をどう理解するか。今こそ歴史だ。彼らの国の生い立ちと思考法を知ることだ。ルターの宗教改革から現代までの世界史を、東西にわたり網羅。各分野の専門家が鋭く語る。この一冊を読み通せば、現代世界が立体的に見えてくる!

目次

近現代史を動かした5つの戦争
第1章 「宗教改革」から「国民国家」への脱皮(ルターにも想定外だった宗教改革;ウェストファリア条約―「世の終わり」からの脱却法 ほか)
第2章 「帝国主義」の勃興と終焉(ベートーベンの戦争、ワーグナーの挑戦 西洋近現代史は音楽で学べ!;ロシア革命 100年後の教訓 ほか)
第3章 アメリカ歴代大統領の業績を徹底分析(全採点!アメリカ大統領の値打ち 戦後編)
第4章 岐路に立つ国家(冷戦 「冷たい戦争」か「長い平和」か;韓国大統領はなぜ悲惨な末路を迎えるのか ほか)
第5章 トランプのアメリカを分析する(「9・11」がアメリカを変えてしまった;実は合理的!?ゲーム理論で解くトランプ戦略 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

66
世界を知るためには歴史を知らなければいけない。複数の識者によって書かれたこの本は、私の知識の穴をだいぶ埋めてくれた。世界各地で勃発した戦争がターニングポイントとなっていることは言うまでもないが、今後も大小、また世界規模の戦争が起きるリスクが高まっていることも示唆されている。平和への智慧より、暴力のテクノロジーのほうが勝ってしまうという悪夢。2018/06/08

ごへいもち

20
米国大統領採点だけ。高評価はニクソン、レーガン2021/06/18

大先生

14
今こそ世界史を学び直すときかと。特に中村逸郎教授によるロシアの解説は必読ですね。「ロシア人は強い為政者を待望するのである。最高支配者の意向をくみとり、それに自分の考えを合わせようとする民衆の意識は、帝政時代からソ連時代へと、さらにプーチン時代に引き継がれている」。ただ、ロシアの歴史を振り返ると膨張するたびにしぼんでおり、まるでゴム風船のようだと…。今回は破裂する前に停戦に応じてくれることを祈っています。それにしても、世界史って本当に戦争ばかりですね…2022/03/15

mintia

12
世界史は学生の頃苦手だった。全体の流れが分かれば、相互に関連して理解しやすい。あの当時、その事がわかっていたら苦労しなかったのに。2021/04/02

がんぞ

4
萱野稔人;宗教改革は結果的に貴族の没落、絶対王政の確立となったが、それを覆したフランス革命はギルドなど「中間団体」を教会の経済的地位を抹消した。国民国家の成立→個人の財産への国家の不干渉/阿川尚之;南北戦争は世界初の総力戦。北部白人の1割、南部白人の3割が戦死し、敗血病を防ぐために手足の切断が頻繁に行われた/橋爪大三郎;政治家や最高部の官僚化が「なんのためにやったか不明」第一次世界大戦の悲劇を招いた。悲劇は繰り返して喜劇となる/楊海英;中国が国連の安保常任理事国となるのに米ソは反対したがアフリカ諸国が支持2023/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12759095
  • ご注意事項