出版社内容情報
混迷を極める世界情勢、その謎を解く鍵は歴史にあり。マルティン・ルターからトランプ大統領まで、世界の近現代史をこの一冊で制覇。「トンデモ大統領」トランプが出現し、周近平やプーチンと渡り合い、金正恩と丁々発止と口撃しあう。そんな「混迷の現代」を理解するには、彼らの国がどんな経緯で、どのような関係性で立ち上がってきたのかを知ることから始まる。
季刊誌として毎回特集テーマを掲げ刊行してきた 「文藝春秋SPECIAL」のバックナンバーの、世界史を特集した号から、近現代史の分野でひとつの時代につき一本文章を厳選、時代順に掲載していく、文庫オリジナルならではの一冊。
問題意識が現代社会の事象と通じる、という視点で、国の成り立ち、宗教の持つ意味、世界との関連性が分かるような選択、構成を目指した。
ヨーロッパ、アメリカは勿論、ロシア、中国、アラブ、韓国、北朝鮮など、いま国際的に注目されるあの国(あの国家群)は、いかにして今に至ったか。本書を「一気読み」すれば、近現代の世界史の全体像が、深く多面的に理解できる構成になっている。世界史全体の中でこそ見えてくる「現代」がここにある。
文藝春秋[ブンゲイシュンジュウ]
編集
内容説明
トンデモ大統領・トランプが習近平やプーチンと渡り合い、金正恩と口撃しあう。そんな混迷の現代をどう理解するか。今こそ歴史だ。彼らの国の生い立ちと思考法を知ることだ。ルターの宗教改革から現代までの世界史を、東西にわたり網羅。各分野の専門家が鋭く語る。この一冊を読み通せば、現代世界が立体的に見えてくる!
目次
近現代史を動かした5つの戦争
第1章 「宗教改革」から「国民国家」への脱皮(ルターにも想定外だった宗教改革;ウェストファリア条約―「世の終わり」からの脱却法 ほか)
第2章 「帝国主義」の勃興と終焉(ベートーベンの戦争、ワーグナーの挑戦 西洋近現代史は音楽で学べ!;ロシア革命 100年後の教訓 ほか)
第3章 アメリカ歴代大統領の業績を徹底分析(全採点!アメリカ大統領の値打ち 戦後編)
第4章 岐路に立つ国家(冷戦 「冷たい戦争」か「長い平和」か;韓国大統領はなぜ悲惨な末路を迎えるのか ほか)
第5章 トランプのアメリカを分析する(「9・11」がアメリカを変えてしまった;実は合理的!?ゲーム理論で解くトランプ戦略 ほか)