内容説明
無実の男を暗殺した“影なきスナイパー”を追う捜査班。だが証拠が少なすぎる。ライムたちの前に立ちはだかったのは、敵の暗殺者による巧妙な隠蔽工作だった。現場は汚染され、証人は次々と消されていく―。痺れを切らしたライムは、自ら現場のバハマに乗り込むことを決意する!大人気シリーズ第10作。
著者等紹介
ディーヴァー,ジェフリー[ディーヴァー,ジェフリー] [Deaver,Jeffery]
1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年、東京都生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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修一朗
99
処々の事情でしばらく間を空けての下巻。どんでん返しだ!と思ったら,えっそんなところへ着地?って感覚。ここらへんの感想は皆さん一緒のよう。まっ今回は死にかけながらもライムは現場に出かけられたし,究極のアームチェア捜査官から進んで現場に出かける安楽椅子捜査官になっていくかも。最新刊早く読みたいので次の作品も読んじゃいます。急ぎます。2024/11/21
つねじろう
65
その何というか先端技術を駆使する話しだったり確かに過去最大の強敵だったりしますので色々絶体絶命的にもなりハラハラもしますが相手か知恵よりも権力と規模で勝負をかけて来るので少し従来作品よりヤラレタ感はふ〜んそうなのくらいでした。2017/12/30
*maru*
58
「焼けたな」無事タウンハウスに帰り着いた天才科学捜査官御一行。ライムの帰宅でにわかに活気づくラボでのディスカッション。何だか胸アツ。影なきスナイパーと怪しげな影を纏う登場人物たち。匂わせ上手、煽り上手なディーヴァーの戦略に毎回まんまとハマるな、しかし。上巻で受けた印象ががらりと変わる下巻。踊らされる心地よさに浸りながらも、おかわりを欲する欲深き読者の期待にもちゃんと応えてくれる。だって、ディーヴァーだもの。味の想像はまったくできないが、殺し屋のレシピにも興味津々。食欲まで刺激されちゃって。参ったね。2019/12/06
future4227
52
例によって何度も一件落着のように思わせておいて、何度も裏切ってくれる。まぁ、残りのページ数で察しはついてしまうのだが。おまけに今回は事件解決後にもどんでん返しが待ち受ける周到さ。ただライムとサックスの関係に大きな進展がなかったのが残念。本作品はテロリストだからってむやみに暗殺するのはいけないよねって話。無関係な人を巻き込まないように武器を進化させても、結局はゴーサインを出す人の判断や情報が誤っていれば犠牲は生まれてしまう。そんなディーヴァーの思いが伝わってくる作品だった。 2018/01/23
木村 武史
41
面白かった。今回はいつもと違った雰囲気の作品だったと感じました。しかし、いつものようなどんでん返しは相変わらず。最後の最後まで何かしらの事件が起こったりと流れ自体はいつもと同じです。何故かな?ライムが行動的になったから?今回はプラスキーが頼もしく感じました。2019/08/08