出版社内容情報
無名時代に書いた現代小説五編と詩一編を初めて収録。故郷の風光を背景に、魅力的な女性が登場する。作家の軌跡を知る貴重な一冊。
内容説明
歴史小説家として世に出る以前に書き継いだ、未発表作品を含む現代小説五篇と詩一篇を初めて公刊。故郷・三河湾の風光を背景に魅惑的な女性を描いた短篇や、嫁姑の相剋に翻弄される男を、筆を折る決意のもとに描いた中篇など、私家版でしか読めなかった貴重な作品を文庫化。宮城谷昌光の文学的航跡がこの一冊に。
著者等紹介
宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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