出版社内容情報
その店はある藩の交易を一手に引き受けていたが、不審な金の動きに気づいた若旦那が調べ始めた矢先だという。鬼彦組が動き始める。
内容説明
廻船問屋・松田屋の若旦那と手代が殺された。辻斬りの仕業か?店は主人が病で倒れ、番頭が仕切っているようだ。駿河のある藩の仕事を一手に請け負っていた。調べてみると、過去にも若旦那は命を狙われていたらしい。店の金の動きに不審を感じた矢先のことだった。相手が武家では奉行所は手を出せない。どうする鬼彦組!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。教員等を経て作家に。1990年「剣の道殺人事件」(講談社文庫)で第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
96
大捕り物の後の『いつもと変わらぬ日』が温かい。鬼彦組、特に倉田の剣が冴えるのが好きだ。鳥羽作家のシリーズものの中でも好きな鬼彦組。そろそろ安定のシリーズになってきた感じがする。ずっと続けてもらいたい。2017/09/25
とし
92
八丁堀「鬼彦組」激闘篇「暗闘七人」2巻。鬼彦組の連携と倉田左之助さんの大活躍と彦坂新十郎さんの吟味良かったですね 安定感抜群です。2017/12/08
ぶんぶん
16
【図書館】安定と言うのかマンネリと言うのか、いつものパターンだ。 捕物帳だから探索、尋問、吟味、大団円は仕方ないが、もう少し見せ場があっても良いのでは。 七人の内、倉田と柳瀬だけが活躍してる感じ、もっと根津とか田口の活躍の話があっても良い。 新十郎の活躍が無い、吟味方与力だから仕方ないと思うが吟味方としての有りようがあるのではと思う。事件自体が同じように思う、敵に剣豪が現れ、倉田と柳瀬が対峙するパターンは、もう飽きた。 ちょっと目先を変えて事件を起こして欲しいと思ってしまう。このまま、ずーと行くんかなあ。2021/04/14
犀門
2
#029★★★☆☆2018/02/08